おしらせ
【中山金杯】2014年の飛躍を期すケイアイチョウサン
2014年中央競馬開幕初日となる1月5日、中山競馬場では中山金杯(GIII、芝2000m)が行われる。
2014年の飛躍を期し臨んでくるのがラジオNIKKEI杯の勝ち馬ケイアイチョウサンだ。前走、菊花賞はエピファネイアに1秒1差の5着だったが3コーナーあたりでゴチャついたのが響いてのもの。「スムーズだったなら2着はあった」と鞍上横山典騎手は悔やんでおり、そのまま力差と見るのは早計で、2走前のセントライト記念0秒3差5着が元値に近いと見るべきだろう。ここへはじっくり間隔をあけ、調整は入念。2週続けて横山典騎手が稽古に跨るなど、鞍上の意欲もまんまんだ。
デビュー当初より陣営の期待が高かったディサイファ。体質の弱さやダート路線への寄り道などあり、出世が遅れていたが2013年5月からコンビを組んだ四位騎手の導きで本格化を果たした印象だ。前走福島記念は1番人気に推されての4着。しかし、先行2騎が行った行ったのレコード駆けでは外を廻って追い上げたこの馬に勝機が訪れないのも致し方ないところで、長距離輸送での初重賞挑戦でよく走ったと評価できる内容だろう。中間は厩舎に置かれ、12月4日から時計を出し始めるなど調整は順調そのもので18日には美浦坂路で4F51秒6という好時計を馬なりでマーク。前走からの上積みを見込んでいいのではないか。
2012年の金鯱賞を勝ち、有馬記念では2着に入ったオーシャンブルー。2013年シーズンは振るわなかったが、相手関係がだいぶ楽になる今回は大幅前進の可能性を考えたい。ただし、馬格があまりないタイプでハンデ57.5キロは微妙にこたえそう。
アンドロメダS、ステイヤーズSで続けて2着と好走が続くのはユニバーサルバンク。中山での勝利はないがオールカマーで3着、ステイヤーズSで2着なら相性はいい方と考えるべき。秋2戦使われたが、中間は栗東ウッドで長めから追われており、さらに上積みがありそうだ。
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