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【京都牝馬S】ドナウブルーら有力馬最終追い
1月25日に京都競馬場で開催される京都牝馬S(GIII、芝1600m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
ここが引退レースとなるドナウブルーは栗東坂路で終いだけ重点に追われ、4F54秒0-1F12秒5(強め)をマーク。1週前に福永騎手を背にした併せ馬で好時計を叩き出しており、この日はラストの伸びを確認する程度だったが積雪で渋った馬場をものともせず、軽快な伸びを披露した。ラストランへ、抜かりのない仕上がりぶりと言っていいだろう。
コスモネモシンは美浦坂路で併せ馬を敢行し、4F50秒3-1F12秒8(馬なり)と抜群のタイムを叩き出している。1週前には自己ベストとなる4F49秒台をマークするなど、連戦の疲れはなく目下絶好の状態にあると見ていい。牡馬相手の新潟記念を制した際も自己ベストを更新しており、調教とレースが直結するタイプ。斤量56キロに距離不足、と斬り捨てるのは禁物かもしれない。
前走準オープンを快勝し、今回が昇級初戦となるプリンセスジャックは北村友騎手が手綱を取り栗東ウッドを単走。渋った馬場にノメり気味になりながらもラスト1Fで12秒を切る、上々の動きを見せた。昨年8月から休みなく走っているが、疲れは感じられず依然好調だろう。
愛知杯13着からの巻き返しを狙うゴールデンナンバーは美浦ウッドで軽めの調整。先週好時計を出しており、輸送を控えたレース当週の攻めでは速い時計を出さないのがいつものパターンで、大きな上積みこそ強調できないが、まずは順調に来ている。
今回が休み明けになるエアジェルブロワは栗東坂路で終い重点のメニューを消化。4F54秒2-1F12秒4(馬なり)と渋った馬場のなか、上々の伸びを見せた。帰厩後、坂路とウッドでメリハリをつけつつ入念に追われており、このひと追いで仕上がった印象だ。
前走で3着と復調気配を感じさせたミッドサマーフェアは美浦ポリトラックコースで馬なりのままラスト1F12秒フラットと、軽快な動きを披露。中間は入念過ぎるほどに坂路メニューを消化しており、好調時の勢いを取り戻しつつあるようだ。
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