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【日経新春杯】サトノノブレスら中長距離戦線の次代主役候補揃った

日経新春杯(GII、芝2400m)が1月19日、京都競馬場で行われる。今年はGI馬の参戦はないが、今期の古馬中長距離路線で主役に躍り出る可能性がある素質馬が揃い、大いに楽しみな一戦だ。

菊花賞2着のサトノノブレスがエントリー。その菊花賞ではエピファネイアに力の差を見せ付けられた格好だが、血統的に本格化してくるのはこれからだろう。まずはここを飛躍のステップとしたい。京都では菊花賞を含め【1.1.0.0】、鉄砲も【1.1.0.0】、ハンデも手ごろな55キロと好材料は揃っている。ここまで2週続けて栗東ウッドでハードな併せ馬を消化しており、態勢も十分。

ノドの手術のため半年弱の休養に入っていたアドマイヤフライトは復帰戦だった前走であっさり快勝。準オープンを卒業し、勇躍ここに臨んでくる。昇級戦でハンデ56キロはやや見込まれた印象だが、それだけ力量を評価すべしということか。GIIにしてはやや落ち着いたこのメンバー相手ならさっそく好勝負可能だろう。中間は順調に調教メニューを消化できており、久々を使われた反動がなさそうなのもいい。

2走前で9カ月ぶりのアンドロメダSを快勝し、続く朝日CCでは2番人気に推されたラウンドワールド。しかし、特に大きく不利があったわけでもないのに10着は負けすぎな感がある。2走ボケか、スタートでの後手をカバーするため経済コースである馬込みに入れたことで嫌気が差したのか、判然としない部分はあるが、復帰戦を飾った京都コース替わりでの逆襲は十分に考えておきたい。中間はウッド中心にメリハリをつけて乗り込まれ、依然好調だ。

54キロだった福島記念で3着し、果敢に有馬記念に挑んだラブイズブーシェは4着と好走。勝ち時計には1秒9差だが、これは勝ったオルフェーヴルが強すぎただけで2着ウインバリアシオンに0秒6差、3着ゴールドシップに0秒4差なら(それも同斤で)自信を持っていい。ハンデは福島記念からは2キロ増となるが、目下の好調維持なら上位食い込みの可能性は十二分。脚質的に、京都外回りも歓迎材料だろう。

1000万下の平場を勝ったばかりの身で前走愛知杯に格上挑戦したフーラブライドは50キロの恩恵があったにせよ、中団から直線鋭く伸びて重賞初勝利を飾った。これで芝に路線転換してから3連勝で、まだ底を見せていないのが何と言っても魅力だ。今回は2キロ増の52キロだが、それでもまだ恵まれた印象。中間栗東ウッドでは自己ベストタイムを更新するなど、目下充実一途だ。京都芝2400mは前述した1000万下平場戦で勝ち上がった条件で、コース相性もバッチリ。

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