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【根岸S】底見せないドリームバレンチノ 中央でも

2月2日、根岸S(GIII、ダ1400m)が東京競馬場で行われる。2月26日に行われるGI・フェブラリーSに向けての重要な前哨戦だ。

芝のスプリント重賞2勝の実績があるドリームバレンチノがダート路線に参入したのは2走前の交流重賞・JBCスプリント(JpnI)。先に抜け出したエスポワールシチーこそ捉えきれなかったが、中団からメンバー最速の脚を使い初ダートもなんの、2着に食い込んでみせた。続く前走兵庫GT(JpnIII)では59キロを背負いながら2着に4馬身差をつける圧勝。ダート適性がきわめて高いことは疑いようがなく、2キロ減の57キロならば中央の重賞でも勝ち負け可能だろう。1週前追いは岩田騎手(本番は内田騎手を予定)が手綱をとり、栗東坂路で併せ馬。相手の3歳馬に追走先着を果たし、好調維持をアピールしている。

ブライトラインも芝から砂路線に転向し適性の高さを誇示している。2走前みやこSで重賞初制覇、前走は強豪揃ったGI・JCダートだったが好位から踏ん張っての4着。JCダートはやや距離が長かった印象で、ダート初勝利を飾った東京1400mへの条件替わりなら大幅前進は見込めそうだ。GI後だが、中間は順調すぎるほどに調教メニューを消化しており、依然好調だろう。

昨年の武蔵野Sで2着以来となるのがアドマイヤロイヤル。その前走を含めて東京ダでは【4.4.3.1】と抜群のコース相性を誇っている。最大目標はフェブラリーSとなるが、まずはここで勢いに乗りたい。乗り込みは年末から入念に積まれ、徐々に気配を上げつつある。1週前追い切りは僚馬アドマイヤサガスに遅れ入線となったが、サガスは使われている順調さもあり、追走した分をも考慮すれば懸念視するほどではない。今週の追い切りできっちり仕上がってきそうだ。

末脚自慢のシルクフォーチュンは芝への寄り道があったものの、やはりダートでこその馬。直線長い東京ダートで【1.1.1.5】と思うような成績は挙げられていないが、2着1回はGIフェブラリーSでのものであり、地力の衰えなさと脚質を考えればやはり軽視はできない。自分でレースを作れない嫌いはどうしてもあるが、展開次第で突き抜けられたとして驚けないのも確かだ。栗東ウッドでの1週前追いは軽快な行きっぷりから、終いもタレることなくしっかり伸びており、明けて8歳とは思えない活気があった。順調だろう。

ゴールスキーも芝からダートへ転じて活路が拡がった1頭。阿蘇S、ペルセウスSとまったく違う条件のレースを続けざまに制したあたりは地力の高さを感じざるを得ない。放牧明けで速いところは1月19日から3本と、いささか追い不足の印象はあるが仕上がり早いタイプでもあり、今週水準の時計が出るようなら態勢整ったと見ていいだろう。

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