おしらせ
【フェブラリーS】ベルシャザールら有力馬最終追い
2月23日に東京競馬場で開催されるフェブラリーS(GI、ダ1600m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
昨年のJCダート覇者ベルシャザールは栗東坂路でオープン馬を先行させての併せ馬を敢行。相手が先行していた分脚色こそ見劣ったが、ラストは力強く伸び同入のフィニッシュとなった。時計は4F53秒2-1F12秒7(一杯)。1月中旬から入念に乗り込まれており、追い日には坂路2本乗りをこなすなど質量ともに申し分ないメニューを消化できているし2週前、1週前の併せ馬でビッシリ攻め抜かれたのが奏功したか、闘志も満ちてきたよう。力を出せるデキに仕上がった。
昨年JCダートでの3着後、東京大賞典、川崎記念と地方のビッグレースを連勝で来ているのがホッコータルマエ。激戦が続いているが、この中間は9日にさっそく15-15を消化できているなど、変わりなく順調だろう。最終追い切りは栗東坂路で古馬1000万下を3馬身ほど追走する併せ馬。相手をキャッチアップすると鞍上幸騎手は集中力を途切れさせないよう併走状態に持ち込み、絶妙な仕掛けからゴール板でクビだけ抜け出してみせた。時計は4F54秒8-1F12秒2(一杯)と、出色の伸び。きわめて高いレベルで好調を維持できていると判断していい。
休み明けで陣営が“完調手前”というデキながら、前走の根岸Sを勝利したゴールスキーは栗東坂路で単走。序盤から軽快に進むと、ラストまで力強い脚捌きを維持して駆け抜けた。タイムも4F51秒8-1F12秒9(一杯)と絶好の数字をマークしており、ひと叩きされての上積みはかなり大きさそうだ。
一昨年のJCダート覇者で、前走東海Sを制して復調気配を見せているニホンピロアワーズは栗東ウッドで最終リハ。主戦酒井騎手を背に進み、終始馬なりのままラスト1Fで12秒3と抜群の切れを披露した。今回は中3週で1週前追いが中間の初時計だったが、そこでも好時計をマークできていたように前走時から引き続き、状態はいい意味での平行線だろう。
GI級での勝ち鞍は2012年11月のJBCクラシック以来遠ざかっているが、一線級の相手と常に好勝負を繰り広げているのがワンダーアキュート。最終追い切りは植野騎手(本番は武豊騎手)が手綱を握り栗東ウッドで単走となったが、お釣りを残してラスト1F12秒7とまずまずの伸びを見せた。ひと息入っているが中間は厩舎に置かれじっくりと調整され、攻めを再開されてからの動きも軽快。年齢的に急上昇までは強調できないがこの馬なりの好調は維持できている。
すばるSをレコードタイムで勝利したベストウォーリアは浜中騎手を背に栗東坂路を単走。終いだけ重点に追われ4F53秒1-1F12秒4(強め)と上々の伸びだった。中1週となるが急仕上げ気味だった前走時よりは見違える動き。前走好走の反動はなく、上積みは見込んで良さそう。
前走根岸Sは窮屈になるシーンがありながらも勝ち馬に0秒2差の5着と健闘したアドマイヤロイヤルは栗東坂路で単走メニューを消化。ラストの仕掛けにはしっかり応え、4F51秒7-1F12秒6(一杯)の好時計をマークした。前走時も乗り込まれており、ある程度は仕上がっていたが、一度使われてピークのデキにまで上昇したよう。
【関連リンク】
的中連発の新指数【WINDEX】を掲載の「フェブラリーS」馬柱は金曜日に公開!
ベルシャザール、砂G1連勝へ進化(スポーツ報知)