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【京都記念】ジェンティル 勝ってドバイへ弾みを

京都記念(GII、芝2200m)が2月16日、京都競馬場で行われる。GI馬2頭がここを始動戦にチョイスしており、その激突にまずは注目だ。

昨年、史上初のジャパンC連覇を成し遂げたジェンティルドンナ。今年前半の最大目標は昨年2着に終わったドバイシーマクラシックへの再挑戦となるが、ここも力関係で言えば落とせない一戦。京都記念での復帰は当初からの既定路線で、帰厩してからの調整に狂いはない。2週前追いで追走同入、1週前追いで追走先着と栗東坂路での併せ馬では徐々に気配を上げてきている。あとひと追いで万全の状態に仕上がってきそうだ。斤量56キロ、京都コースともに問題なくこなしており、死角は極めて少ない。強いて言えばぶっつけであまり勝てていないことぐらいだが、昨年で言えば海外遠征だったドバイシーマC、海外帰りだった宝塚記念、ハイペースに巻き込まれた天皇賞・秋とすべてGIで状況も過酷だった。それらに比べれば今回はかなり楽なはず。勝ってドバイへ弾みをつけたいところだ。

トーセンラーはなんと言っても京都外回りコースにおける無類の強さが身上。昨年このレースを制しているし、畑違いのマイルCSもあっさりクリアしてみせた。ジェンティルドンナとは昨年の宝塚記念で対戦し、先着を許しているが得意のコースだけに逆転の可能性まで考えておきたい。昨秋マイルCS以来3カ月ぶりになるが、1月中旬からここまで併せ馬を3本消化するなど乗り込みは意欲的。武豊騎手が手綱を握った1週前追い切りでは栗東ウッドでオープン馬アルキメデスを追走すると、逆に3馬身ほどの差をつけ先着している。湿ってやや時計が出やすいコンディションだったとは言え6Fで80秒を切る自己ベストタイムをマーク。目下絶好のデキにあると見ていい。

秋に500万条件、1000万条件連勝と来て挑んだエリザベス女王杯でメイショウマンボの2着。素質馬が一気の開花を見せた感があるのがラキシスだ。まだオープン級でのキャリアは浅いが京都芝で【1.1.0.0】、そして斤量53キロを考えればGI馬らと互角の戦いがあっても驚けない。中間は“角居流”の3頭併せでしっかり負荷をかけられており、京都金杯勝ち馬の僚馬エキストラエンドと互角以上の動きを見せるなど順調に仕上がりつつあるようだ。

休み明けの馬が多いなか、使われている順調さという強みがあるのはコウエイオトメか。3走前に準オープンを卒業したばかりだが、前走GII日経新春杯ではハンデの恩恵があったにせよ4着に食い込んでいる。京都芝ではここまで【1.5.1.7】だが、こと2200m以上に限ると【1.5.1.1】。着外1は初めて挑んだ重賞、前走の日経新春杯の4着であり、この馬も今回の条件ならば無類の強さを誇る。別定戦で斤量はプラス2キロの54キロになるが、それでも実績馬勢に対しては有利。休みなく走っており上積みこそ強調しづらいが、中間の動きからは一連の好調維持がうかがえる。強豪たちが休み明けを苦にするようなら、善戦以上の結果があっても。

【関連リンク】
トーセンラー パワーアップ(日刊スポーツ)

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