【クイーンC】阪神JF僅差3着のフォーエバーモアが始動

2月15日、クイーンC（GIII、芝1600m）が東京競馬場で行われる。阪神JF3着のフォーエバーモアがここで始動するが、1勝馬組にも素質豊かな存在が揃っており、クラシック戦線を占う重要な一戦だ。

新馬戦、500万特別と連勝を飾り、3戦目の阪神JFでは勝ち馬レッドリヴェールにハナ＋クビの3着だったフォーエバーモアがここでは1枚抜けた存在だろう。ここでの復帰を念頭に調整は順調そのもので坂路、コースを併用してきっちりと乗り込まれている。1週前追いは古馬1000万下を2馬身追走の形から、直線は内に潜って楽々と併入。気持ちがしっかりと入ってきたように、レースが近づいていることを分かっているようだ。レース当週は軽めでも十分なくらいの仕上がりぶり。

500万特別勝ちからひと息入っていた前走阪神JFで0秒4差6着だったマジックタイム。その前走は長距離輸送がこたえたか馬体重マイナス12キロ、しかも出遅れがあっての結果だっただけに、素質はかなりのものだろう。東京コースは初だが、新潟で2戦2勝なら問題なくこなせそうで、当然上位候補。1週前追い切りは後藤騎手が跨り、美浦ウッドで古馬500万下を1秒以上追うハードなメニューだったが、直線で追われると一瞬にして相手を抜き去った。デキは文句なし。

ニシノアカツキは前走フェアリーSで勝ち馬オメガハートランドにクビ差の2着。それも、出遅れプラス4角で勝ち馬に外へ振られる不利がありながらのものだけに、1勝馬どうしの争いだったとは言えやはり評価せねばなるまい。500万条件での足踏みも不完全燃焼で力を出し切ってのものではなかっただけに、前走のフロック視は禁物。前走後はすぐに乗り込みを開始し、順調にメニューを消化できている。ひと息入った前走を使われての反動はなく、好調キープ。

抽選対象となる1勝馬組では祖母エアグルーヴのカノーロに注目したい。牝馬限定戦ではあったが11月の新馬戦で瞬発力の違いを見せて快勝。それも線の細さを考慮してか、かなり手控え気味の調整だけでこれだけの力を発揮できたのだから、身が入ってくればかなりのパフォーマンスを発揮しそうな雰囲気がある。ひと息入れられたが、帰厩後は順調に攻められ1週前追い切りでは3頭併せで前の2頭を追走する形から、直線は内に潜って同入に持ち込んだ。線の細さは相変わらずだが追走する形のメニューを消化できており、デビュー時よりは状況は良さそう。

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