おしらせ
【フィリーズR】ホウライアキコら有力馬最終追い
3月16日に阪神競馬場で開催されるフィリーズレビュー(GII、芝1400m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
重賞2勝のホウライアキコは栗東坂路で単走。折り合い重視で前半はゆったり入り、終いだけ伸ばされる内容で4F54秒5-1F12秒3(馬なり)をマークした。追われたのが馬場が荒れていた後半の時間帯だったことを考えれば、抜群の切れ味だったと言っていいし序盤に力みを見せなかったのも収穫だろう。さっそく力を出せる状態に仕上がったと見ていい。
ファンタジーSを逃げ切って勝利したベルカントは栗東坂路で3歳新馬を追走する最終リハを敢行。序盤はセーブ気味に進み、その分仕掛けられたラストでは俊敏な反応を示してパートナーを抜き去る絶好の動きを見せた。時計は4F53秒5-1F12秒3(強め)。放牧明けから入念に乗り込まれ、中間にも好時計を連発しておりほぼ万全の仕上がりだろう。
雪の影響で長時間の輸送を強いられながらも前走の春菜賞を快勝したヤマノフェアリーは栗東坂路で大きく先行した3歳新馬を追走する併せ馬。馬なりを保ったままキャッチアップすると、そのままオーバーワークを避け敢えて追わずの併走フィニッシュを果たしている。馬体細化を懸念して最終リハを含めて中間は馬なり調教のみなのがどうかだが、追えば突き放せそうな雰囲気にあり気配は悪くない。大きな上積みこそ強調できないが、この馬なりの好調をキープ。
紅梅Sの勝ち馬アドマイヤビジンは13日、栗東坂路で終いだけ重点に追われ4F54秒6-1F12秒3(馬なり)をマーク。余力十分にラスト2Fで12秒4-12秒3の快ラップを刻めており、ひと息入っている影響は感じられず好仕上がりだ。
今回と同じ阪神芝1400mの500万条件戦を勝利したダンスアミーガは中1週となるため、中間の時計は12日の栗東坂路調教のみ。終いだけ軽く伸ばす内容で4F56秒7-1F12秒7をまったくの馬なりでマークしている。動きには重苦しさはなく、軽快に伸びたあたり久々だった前走快勝の反動はなさそうで、勢いキープで臨めそうだ。
デイリー杯2歳Sでの3着などがあるラブリープラネットらを撃破し前走の500万条件戦を勝ち上がったホッコーサラスター。1週前追い切りではウッドで速い時計を出しており、その分最終追いは静に徹した内容となったが、栗東坂路で4F55秒7-1F12秒7(馬なり)と軽快に伸びた。中3週だが、疲れは感じられず休み明けを2戦使われてさらに気配は上昇か。
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