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【中日新聞杯】レッドレイヴンら有力馬最終追い
3月15日に中京競馬場で開催される中日新聞杯(GIII、芝1800m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
前走AJCCでの4着から上昇を目論むレッドレイヴンは美浦ウッドで3頭併せ。柴田善騎手を背に最後方から1秒以上先を行く2頭を追うと、馬なりのまま並びかけそのまま同入のフィニッシュとなった。序盤は若干モタつくところを見せたが、取り付いてからは気合いを前面に出し追えばいくらでも突き放せそうな雰囲気。この中間は最終追い切りを含めて7本の併せ馬を消化と意欲的に攻められており、前走時太かった体はだいぶ絞れてきている。まだ良化の余地を残しつつも、前走からの上積みは大きく見込んで良さそう。
京都記念で4着だったラキシスは栗東ウッドで“角居流”の3頭併せを消化。キャトルフィーユ(中山牝馬Sを予定)、エックスマーク(中日新聞杯を予定)と自身を含めて3頭ともが今週の重賞に出走予定のオープン古馬による豪華スパーリングとなったが、最後方から進んだラキシスは4コーナーでインに潜り込んで並びかけると、余力十分のまま同入のフィニッシュを果たしている。相手2頭が助手騎乗だったのに対し、こちらは川田騎手が騎乗だったとは言え伸び脚は際立っていた。中間も併せ馬でいい動きを披露しており、久々の一戦だった前走からの上積みはかなりのものだろう。エックスマークは3カ月半ぶりだが入念に乗り込まれており、この日も軽快に動いた。ひとまず態勢は整ったと見て良さそう。
金鯱賞で2着の実績があるラブリーデイは栗東坂路でペドロサ騎手を背に併せ馬。古馬500万下を相手に脚力の違いを見せつけ、あっさり抜け出しての2馬身半先着を果たしている。4F53秒6-1F12秒2(一杯)と時計面も申し分なし。休養を挟んで2月下旬から入念に乗り込まれており、さっそく力を出せる態勢にある。
ジャパンCで0秒3差8着、前走京都記念では0秒3差3着と強豪馬相手に渋太く走っているアンコイルドは栗東坂路で僚馬オセアニアボスを追走。リードを広げられての遅れ入線となったが、相手が稽古駆けするタイプなのに対し、こちらは坂路では動かないタイプで懸念視は不要で時計は4F51秒1-1F13秒0(一杯)と申し分ないものだ。叩き良化型でもあり、大きく上積んで臨めそうだ。
順延となった東京新聞杯を回避、矛先を変え臨んだ前走小倉大賞典で3着に入ったのがブレイズアトレイルだ。最終追い切りは藤岡康騎手を背に栗東ウッド単走となり、終い仕掛けられてラスト1F12秒2の切れ味を見せた。使い詰めで今回は小倉遠征帰りでもあるが、ここでしっかり負荷をかけることができているのは状態良好の証だ。
前走白富士Sで2着し、このクラスでのメドを立てたアロマカフェは美浦坂路で田中勝騎手を背に4F51秒9-1F12秒9(馬なり)と好時計をマークした。中間も好時計を連発しており、久々だった前走を使われた反動はなく上積みはかなりありそう。
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