おしらせ
【中日新聞杯】上積み大きいレッドレイヴン
3月15日、中京競馬場では中日新聞杯(GIII、芝1800m)が行われる。過去10年で1番人気は6連対と、ハンデ戦にしては比較的平穏な傾向があるレースと言えるだろう。
昨年末の準オープン・美浦Sを快勝。続いて挑んだ前走AJCCでは0秒1差の4着と、昇級初戦でさっそく通用の力を示したのがレッドレイヴンだ。その前走はプラス20キロとひと息の仕上がりで1番人気を裏切った格好になったが、同じ轍を踏むまいとこの中間は6本の併せ馬を消化。意欲的に乗り込まれている。3月5日の1週前追いでは柴田善騎手を背に美浦ウッドで準オープン馬を追走。鞍上のゴーサインには即座に反応し、一直線に伸びて同入に持ち込んだように、気配は抜群だ。馬体も前回時より明らかに引き締まっており、上積みはかなり大きそう。2歳時の東スポ杯で33秒6と鋭い切れ味を発揮したことがある馬だけに、直線長い中京コースに替わるのも前進材料だ。
昨秋、自身初のGI挑戦だったエリザベス女王杯で前めの立ち回りから2着に粘ったラキシス。今年初戦だった前走京都記念でも強豪牡馬を相手に0秒3差4着しておりGIIIのここでは力量上位、上位争いは必至だ。中3週で、1週前追い切りがこの中間の初の速い時計だったが余力十分に併走相手を追い詰めており、久々を使われた反動はなさそう。ハンデ54キロはやや恵まれた印象だ。
昨秋は秋の天皇賞で4着、ジャパンCで0秒3差8着。明けて前走京都記念では0秒3差3着と渋太い走りを続けているアンコイルド。前走は休み明けでプラス12キロと太めだったことを考えれば、叩き2走目となる今回の上積みはかなり見込んでいいだろう。1週前追いは栗東坂路で4F53秒5-1F13秒3(一杯)とまずまずの時計をマーク。ここでビシッと追われたことで、更に良化がありそうな雰囲気だ。
ラブリーデイは昨年、4回中京初日の金鯱賞で2着があり今回の舞台設定はベストの条件。有馬記念(12着)以来となるが2月21日から入念に乗り込まれており、併せ馬では追走先着を連発している。金鯱賞がそうだったように、鉄砲も歓迎。金鯱賞からは2キロ増のハンデ56キロを苦にしなければ、上位進出は当然あっていい。
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