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【弥生賞】トゥザワールドら有力馬最終追い

3月9日に中山競馬場で開催される弥生賞(GII、芝2000m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。

ここまで3連勝で来ている良血馬トゥザワールドは栗東ウッドで先輩オープン馬を相手に併せ馬の最終リハ。脚色優勢のまま先行する相手を抜き去り、2馬身の先着を果たしている。追えば更に突き放せそうな雰囲気で、絶好の気配にあると見ていいだろう。

昨年末のラジオNIKKEI杯を勝ったワンアンドオンリーは栗東坂路で併せ馬。古馬1000万下を追走、直線での追い比べからねじ伏せるように抜け出て、1馬身半の先着を果たしている。終いは若干要したが気合乗りは及第点以上。久々になるが態勢は整っている。

京成杯2着のキングズオブザサンは、美浦トレセンからかけつけた大野騎手を背に栗東坂路で古馬500万下を追う併せ馬を行った。序盤は折り合って進み、終い重点に仕掛けられるとグイグイ伸びて半馬身の先着を果たし、4F52秒8-1F12秒8(強め)を計時。1週前追いでもいい動きを見せており、ひと息入っていた前走時からの上積みは見込めそう。

1戦1勝のキャリアで挑んだ京成杯で3着だったのがアデイインザライフ。中間は厩舎に置かれ、ここを目標に順調な調整が続いている。1週前のハードな併せ馬でほぼ仕上がっており、最終追い切りは終いだけ伸ばす軽めの内容となったが美浦坂路で4F53秒3-1F12秒1(馬なり)と抜群の瞬発力を披露した。中間1本のみだった前走時と乗り込み量の差は格段に違っており、かなりの上積みがあるのは間違いない。

ラジオNIKKEI杯で2着だったアズマシャトルは栗東ウッドで松山騎手を背に3歳ウインスプラッシュを追走。序盤はゆったり入り、終い重点に追われると鋭く反応して2馬身半の先着でフィニッシュしている。1週前に速い時計の併せ馬を消化したことでグンと良くなってきた雰囲気があり、問題なく力は出せる態勢だろう。

きさらぎ賞で勝ち馬トーセンスターダムに0秒2差の3着だったエイシンエルヴィンは秋山騎手を背に、後方から来る準オープン馬を迎え撃つ併せ馬を栗東ウッドで消化。持ったままの態勢でラスト1Fは12秒フラットと軽快に伸び、先着のフィニッシュを果たした。久々だった前走を使われ、順当に上積んできている。

2月23日のメイクデビュー東京はジュエルプラネット(母が米重賞勝ち)、ファーガソン(ヒルノダムールの半弟)、キネオソレイユ(アユサンの半妹)ら良血馬が揃った一戦だったが、制したのは7番人気のウンプテンプだった。ウンプテンプとて曾祖母にバレークイーン(産駒にフサイチコンコルド、アンライバルドら)、伯母にアンブロワーズ(函館2歳S勝ち、阪神JFで2着)と血統背景で言えば決して見劣らないが、レースぶりではモノが違ったという印象。いささか緩い仕上げながらスローペースのなかピタリと折り合い、ラストの瞬発力勝負ではスルスルと抜け出すと最後は流す余裕さえ見せ2着に2馬身差の快勝だった。レース間隔が詰まっているため中間の時計は1本のみだが、美浦ウッドで3馬身先行した相手に馬なりで同入と初戦快勝の反動なく上々の気配を見せている。デビュー2戦目がGII戦でグンと相手は強化されるが、互角にやれるシーンは十分にありそう。

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