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【チューリップ賞】ハープスターら有力馬最終追い
3月8日に阪神競馬場で開催されるチューリップ賞(GIII、芝1600m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
阪神JFでハナ差2着のハープスターは栗東ウッドで3頭併せを敢行した。古馬1000万下2頭に対して最先行スタートから序盤は折り合いを重視、追ってきた相手のうち1頭をいったんやり過ごし、もう1頭とは併走と実戦を想定した形に。満を持して仕掛けられたラストでは鋭い伸び脚を見せるも併走相手を突き放すまでには至らず、やり過ごした相手には遅れ入線となったのはやや不満も残るが、大外を回りながらラスト1Fは12秒を切っており、いかにも動きが重かった1週前追いからの上昇度はかなりのもの。まずは及第点の仕上がりと見て良さそう。
阪神JFと同日に行われた500万特別を快勝して以来のレースとなるヌーヴォレコルトは柴田未騎手を背に(レースは岩田騎手)美浦ウッドで3歳未勝利馬を追走。輸送を控えており流す程度となったが、インに潜り込むと脚色優勢のまま同入と、気配は上々だ。力を出せるデキに仕上がっている。
エルフィンSの勝ち馬シャイニーガールは幸騎手を背に栗東坂路で準オープン馬を追走。キャッチアップしてからの追い比べでしっかり伸び、半馬身の先着を果たした。4F53秒3-1F12秒6(一杯)と、不良馬場だったことを考えれば時計も上々。中間緩めずに乗り込まれており、一連の好調キープで臨めそうだ。
フェアリーSでクビ+クビの僅差3着だったリラヴァティは栗東坂路で最終リハ。3歳馬を相手に脚色こそ見劣ったが先行先着で悪くない動きを披露している。4F54秒0-1F13秒0(一杯)と、時計も坂路で動かないこの馬としてはまずまずのものだ。ひと息入っているが、この中間は入念に併せ馬を消化しており、さっそく力は出せそう。
勝ち鞍は新馬戦の1勝のみだが紅梅Sで2着、エルフィンSで4着と相手なりには走れており重賞のここでも上位進出があって良さそうなのがマラムデールだ。最終追い切りはD.バルジュー騎手を背に栗東坂路で古馬1000万下を追走。終い重点に追われ、4F53秒4-1F12秒5(一杯)と上々の切れ味を披露して同入に持ち込んでいる。使われつつ良化を辿っている印象で、前走以上の気配にありそう。
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