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【中山記念】ジャスタウェイら有力馬最終追い
3月2日に中山競馬場で開催される中山記念(GII、芝1800m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
昨年の天皇賞・秋を勝ったジャスタウェイは栗東ウッドで福永騎手(レースは横山典騎手)を背に併せ馬。3歳未勝利馬を1馬身追走すると、脚力の違いを見せ余力たっぷりのまま1馬身先着を果たした。ラスト1Fは12秒2と時計面も上々。1週前の坂路追いでハードに追われたのが奏功し、ここへ来てグンと良化してきた印象だ。力を出せるデキに仕上がった。
昨年12月の香港C2着以来のレースとなるトウケイヘイローは栗東ウッドで黒岩騎手(レースは武豊騎手)を背に長めから単走の最終リハ。ラストまで鞍上の手は大きく動くことなく、脚色余裕のままラスト1F13秒を切る動き。帰厩以来馬なり調教のみな点は気がかりだが、まずは順調な仕上がりと見ていいだろう。
昨年の皐月賞馬ロゴタイプは村田騎手(レースはC.デムーロ騎手)を背にして美浦ウッドで単走。終い、鞍上の仕掛けにはまずまずの反応を示したものの道中はややモタつき、まだいい頃の唸るような勢いまではなく、やはり久々を感じさせた。なんとか及第点というところか。
AJCCでの11着から巻き返しを狙うGI馬サダムパテックは1週前に栗東坂路4F51秒5(一杯)をマークしており、最終追いは終いだけ重点のメニュー消化となった。ラストはステッキも入る猛ゲキをかけられ、4F54秒2-1F12秒4(一杯)を計時。2週続けて上々の動きを示しており、この馬なりに好調は維持できているだろう。
前走有馬記念では6着だったカレンミロティックは池添騎手が跨り栗東坂路単走で4F51秒4-1F12秒5(一杯)の猛時計をマークした。1月下旬からの乗り込みは入念で、さっそく力をフルに出せそうなデキと見ていい。
目下4連勝と勢いに乗るアルキメデスは栗東ウッドで準オープン馬を目標に進む併せ馬。序盤は折り合い重視で進み、終い鞍上岩田騎手が仕掛けるとしっかり弾けて同入に持ち込んでいる。ひと息入っているが緩んだ雰囲気はなく、上々の仕上がり。
昨年のオークス以来となるアユサンは1月上旬からここでの復帰を念頭に、順調な調整が進んでいる。1週前追いは美浦ウッドで古馬500万下を相手に追走先着、そして27日木曜日の最終追いでは同じく美浦ウッドで古馬1000万下を1秒以上先に見て追走。1馬身及ばずの遅れ入線だったが、脚色では圧倒しており、追走差を考えれば悪くない。馬体にはさすがに緩さが感じられるが、まずは態勢整ったと見るべきか。
前走AJCCを勝利したヴェルデグリーンは美浦ウッドで3歳馬を追走する併せ馬。軽く促されると懸命に追われる相手になんなく並びかけ、脚色で圧倒したまま同入に持ち込んだ。追えばいくらでも突き放せたような雰囲気で、前走から更に上積みがありそう。
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