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【阪急杯】ダノンシャーク 順延の影響なし

3月2日、阪急杯(GIII、芝1400m)が阪神競馬場で行われる。3月30日のGI高松宮記念、また6月の安田記念の行く末をも占う、重要な一戦だ。

降雪で中止、代替開催となった東京新聞杯を回避しこちらに矛先を向けてきたダノンシャーク。昨年はマイルGIでの3着が2回と、力量は断然上位ながら賞金の都合上56キロで出られるのはいかにも有利だ。ここ1年は1600mだけで使われてきており、1F短縮がどうかだが【2.1.1.1】と相性のいい阪神コースならなんとかしそうではある。19日、23日と併せ馬を消化したが好気配を見せており、順延の影響はほとんどなさそうだ。

昨年末の阪神Cで2着、続く年明けの京都金杯で3着と復調なったガルボが2年ぶりのVを狙う。前走はトップタイのハンデ58キロを課せられたが、今回は2キロ減。1F短縮もベストの条件で前進の可能性は高い。短期放牧からの帰厩後は美浦ポリトラックコースで2本時計を出しているが軽快な動きから好タイムを叩き出しており、緩んだ雰囲気は皆無だ。

昨年の桜花賞2着馬レッドオーヴァルが今年の復帰戦にここをチョイス。昨年秋は精彩を欠いた感もあるが、初の古馬相手だったマイルCSで勝ち馬に0秒6差ならそう悪くはない。1月下旬から入念に乗り込まれており、調整過程で言えば昨年秋よりかなり順調に来ている。栗東坂路での1週前追いは稽古駆けする相手に届かなかったが、集中力を切らさず最後まで踏ん張れていたのが収穫。このひと追いでグンと良くなってきそうな雰囲気だ。

過去阪神Cを2勝、阪急杯を1勝。昨年末の阪神Cは4着どまりだったが、前残りの流れに泣いただけであってメンバー最速の上がりは駆使しており、とにかく阪神芝1400mを“米ビツ”にしているのがサンカルロだ。阪神C後にひと息入れて阪急杯、というローテはこれで5年連続なだけに調整は狂いなく順調そのもの。“大久保洋流”の坂路3本乗りをなんなくこなし、気配を徐々に良化させている。1週前追いも美浦坂路で3本を消化となったが、3本目で大きく先行した格下馬をロックオンすると、鞍上吉田豊騎手の仕掛けには機敏に反応し同入に持ち込んでおり、ほぼ万全な仕上がりぶりを見せている。レース当週は流す程度で大丈夫だろう。

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シャーク「力は上」(日刊スポーツ)

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