おしらせ
【今週の重賞】[オーシャンS]スプリント戦無敗のスマートクラージュが重賞初制覇に挑戦
3月5日、中山競馬場で第17回オーシャンS(GIII、芝1200m)が開催される。高松宮記念の前哨戦であり、1着馬には同レースへの優先出走権が与えられる。
スマートクラージュ(牡5、栗東・池江)は初めての1200m戦となった前々走の道頓堀Sを快勝。勢いそのままに前走の淀短距離Sも制して2連勝中だ。ディープインパクト産駒ながら短距離志向の強いキャラクターは祖母ウイッチトウショウ(ファルコンSを制したトウショウドラフタの母)の影響か。先行して良し、差して良しと自在な脚質も魅力的。3連勝での重賞初制覇を狙う。
ナランフレグ(牡6、美浦・宗像)は強烈な末脚が武器。前走のシルクロードSでも4角15番手から直線だけの競馬で追い込み3着と好走した。ベストは左回りの印象があったこの馬だが、昨年後半には阪神競馬場で2着、1着と連続好走。ひょっとすると苦手だった右回りをついに克服した可能性も。ラストは必ず脚を使う馬なので、前がやりあう流れになればまとめて面倒を見るシーンがあるかもしれない。
ビアンフェ(セ5、栗東・中竹)は先行力が自慢。昨秋のスプリンターズSでも快速モズスーパーフレアが作る流れを2番手で追走し、0秒8差7着と粘りの走りを見せた。昨年のこのレースでもハナを切って3着に好走。重賞3勝の実績馬で実力は折り紙付き。自分の形に持ち込めば後続を寄せ付けずあっさり勝ち切ってしまう可能性も十分だ。
ファストフォース(牡6、栗東・西村)は昨年のCBC賞で芝1200mの日本レコードを記録し優勝。続く北九州記念でも2着に食い込みサマースプリントシリーズの王者に輝いた。3走前のスプリンターズSでは15着、前走の阪神Cでは7着と崩れてしまったが、2走前の京阪杯では3着と好走したようにGIIIのメンバーなら格上の1頭。開幕2週目の馬場状態も味方につけて再びの先行押し切りを目指す。
ジャンダルム(牡7、栗東・池江)は昨年4月に同舞台の春雷Sで2着に2馬身半差をつける圧勝。コース適性の高さを見せるとともに、母ビリーヴ(スプリントGI2勝)譲りの短距離適性を見せつけた。その後はもうひとつ弾け切れない成績が続いているが得意の舞台で巻き返しを期す。ここを制して高松宮記念に臨みたい。
このほかにも北九州短距離Sを先行策で押し切り勝利したビオグラフィー(牝5、栗東・藤岡)、カーバンクルS、北九州短距離Sと2戦連続で3着好走の堅実派マイネルジェロディ(牡4、栗東・西園)など、どの馬にもチャンスがありそうな一戦。高松宮記念への切符を掴むのはいったいどの馬になるだろうか。
(Text:Hiraishi)
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