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【今週の重賞】[中山記念]ダノンザキッドが古馬重賞初制覇を狙う

■2月27日、中山競馬場で第96回・中山記念(GII、芝1800m)が行なわれる。同条件で長らく施行されている伝統の重賞ながら、以前は春に中距離GIが組まれておらず中途半端な位置づけにあったが、距離2000mの大阪杯がGIに昇格してからは同レースのトライアルとなり、1着馬には優先出走権が付与されるようになった。一方で香港やドバイなど海外の国際競走への壮行レースとしても機能し、ジャスタウェイやネオリアリズム、そしてウインブライトらが本レース優勝で弾みをつけて海外GI制覇を果たしている。

今年高い支持を集めそうなのがダノンザキッド(牡4、栗東・安田隆)だ。新馬→東スポ杯2歳S→ホープフルSと無傷の3連勝でGI制覇。その後クラシックでは結果を残せなかったものの、秋2戦目のマイルCSで3着に好走し、古馬戦でも力があるところを証明してみせた。父ジャスタウェイが本レースのかつての覇者で、自身は同じ中山小回りのホープフルSを勝っていることからもコース適性は高そう。昨年同厩舎のケイデンスコールが2着に好走している点にも好感が持てる。

パンサラッサ(牡5、栗東・矢作)は有馬大敗から巻き返して重賞2勝目を狙う。昨秋の福島記念を1000m通過57秒3の猛ハイラップで逃げ切って重賞初制覇。「快速逃げ馬登場!」という鮮烈な印象をファンに与えた。続く有馬記念は15着大敗も、徹底先行を貫いた結果で気にする必要はない。テンのスピードはトップクラスでここもハナを切るのは確実。急坂2000mを凌ぐ体力はあるので、あとは自身との戦いだ。

その福島記念で2着に入ったのがヒュミドール(セ6、美浦・小手川)だった。東京芝1800mのノベンバーSを鮮やかな勝ち方でOP入り。その後重賞戦線で足踏みするも、昨年の小倉記念と福島記念で2着し、重賞勝利まであと一歩のところまできている。中山は未勝利ながら日経賞では強豪相手に4着に好走。また祖母キストゥヘヴンが中山重賞に3勝していることからも実は当コースに適性があるかもしれない。

中山巧者という点ではコントラチェック(牝6、美浦・藤沢和)の名を挙げなければならない。全5勝中4勝が中山芝戦で、そのうち3勝が重賞という中山の鬼。2走前の京成杯AHでも55.5キロを背負って2着に善戦している。本馬自身も管理する藤沢和師もここが“引退レース”となりそうなので目一杯に仕上げられるはず。ただし逃げられないと脆い馬なので、強力な同型パンサラッサの存在が厄介だ。

そのほかにも、同じく中山得意で昨年3着に走ったベテラン・ウインイクシード(牡8、美浦・鈴木伸)、定年を迎える高橋祥師が最後に送り出す昨年の東京新聞杯優勝馬・カラテ(牡6、美浦・高橋祥)、若葉Sに勝ち皐月賞でも4着に健闘したアドマイヤハダル(牡4、栗東・大久保)などもエントリー。今年は叩き台に使ってくる馬が見当たらず、どの馬も勝ちに来ているので熱いバトルが期待できそうだ。

(Text:Hattori)

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