おしらせ
【高松宮記念】ハクサンムーンら有力馬最終追い
3月30日に中京競馬場で開催される高松宮記念(GI、芝1200m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
昨年このレースで3着、スプリンターズSで2着のハクサンムーンは栗東坂路で単走。終い重点に追われ4F55秒2-1F12秒8(一杯)をマークした。全体時計は平凡だが渋った馬場、時計を要する時間帯でラスト2Fを12秒4-12秒8の快ラップで駆け抜けており、動きは文句なし。1週前にも鋭い切れ味を披露しており、前走時より大きく上昇して本番を迎えそう。
シルクロードSの勝ち馬ストレイトガールは栗東ウッドで単走。1週前にハードな併せ馬を消化しており、最終リハは5Fからの時計で終いの伸びを確認する程度にとどまったが、渋った馬場をものともせず仕掛けには軽快に反応して鋭く切れた。万全の状態に仕上がっている。
阪急杯を逃げ切って勝ったコパノリチャードは栗東坂路でM.デムーロ騎手を背に併せ馬を敢行。一杯まで追われた準オープン馬をロックオンするとあっさり突き放して2馬身の先着を果たしている。時計も4F52秒8-1F13秒0(強め)とこの日の馬場状態を考えれば絶好のもの。前走より更にいい状態で臨めそうだ。
桜花賞2着の実績があるレッドオーヴァルは栗東坂路で0秒8先行の3歳未勝利馬を追走し、同入に持ち込んだ。時計は4F54秒4-1F12秒7(強め)。手応えには余裕が感じられ、追えば突き放せそうな雰囲気があり久々だった前走を使われて型どおり上積んできているようだ。
シルクロードSで馬体重マイナス14キロながら2着に入ったレディオブオペラは栗東ダートBコースで最終追い切りを行った。1週前追いで負荷をかけられており、この日は軽めの内容だったが、鞍上荻野琢騎手(レースは藤田騎手)がゴール前で軽く促すとラスト1F12秒フラットの切れ味を披露。気配は抜群のものがあり、課題の馬体もしっかり回復している。
阪急杯2着のサンカルロは美浦坂路で2本流したあとの3本目に併せ馬という“大久保洋流”の最終調整。古馬1000万下を追い、懸命に追われる相手を尻目に余力を保ったままあっさり交わして先着フィニッシュを果たしている。8歳馬だが衰えはまったく感じられず、目下絶好の状態。
オーシャンSを勝ったスマートオリオンは美浦坂路で3頭併せを行った。連闘後の中2週というスケジュールのため、敢えて追わず相手にあわせる形で同入、4F54秒1-1F12秒3(馬なり)という内容。脚捌きには軽快さがあり、疲れはなさそう。いい状態を維持できている。
オーシャンS2着のスノードラゴンは大野騎手が跨り美浦坂路で単走。終いだけ重点の内容で軽快に脚を伸ばし、4F52秒2-1F12秒0(馬なり)をマークした。使い詰めなだけに大きな上積みは強調できないが、高いレベルで安定していると見ていいだろう。
オーシャンS3着のレッドスパーダは美浦坂路で3頭併せを行い、最内から追走同入。格下相手に手応えで見劣ったのはやや気がかりだが、しっかり追えたこと自体は評価していいだろう。変わりなく順調。
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