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【高松宮記念】絶対王者としのぎ削ったハクサンムーン 一変に期待

3月30日、中京競馬場では春のスプリント王決定戦・高松宮記念(GI、芝1200m)が行われる。絶対王者ロードカナロアが去って群雄割拠状態、どの馬にも至尊の座を奪うチャンスがありそうだ。

昨年秋にはセントウルSで土をつけるなど、ロードカナロアとしのぎを削る戦いを繰り広げてきたハクサンムーン。前走のオーシャンSでは13着に敗れたが、昨年もオーシャンS9着から高松宮記念では0秒2差3着と巻き返しており、始動戦での大敗は織り込み済みとも思える節がある。1週前追いは栗東坂路で4F54秒9-1F12秒1(強め)をマーク。終いだけ重点だったとは言え、渋った馬場のなか余力を残して鋭い伸びを見せている。順調そのもので、一変の走りに期待できそうだ。

前走のシルクロードSをスプリント戦では圧勝と言える2馬身半差、しかも1分7秒4の好タイムで勝利したのがストレイトガールだ。昨夏、函館の滞在競馬で強さを発揮したが昨年暮れ、当日輸送の尾張Sで快勝、そしてシルクロードSでの勝ちっぷりとまさに充実一途だろう。1週前追いでは栗東ウッドで古馬500万下に対し追走先着、6F全体も自己ベストを更新と攻め気配も絶好で、これが初のGIだがそのまま頂点に駆け上がらんばかりの勢いがある。

昨秋のスワンS、春の阪急杯と1400mのGIIをいずれも逃げ切って勝利したコパノリチャード。しかも前走は後続に4馬身の圧勝で、主導権を握れればとにかく強い馬だ。久々を使われ順当に気配を上げており、GIのここでもやれそう。スピード自慢ハクサンムーンとの兼ね合いひとつだが、「控えても大丈夫」とは陣営の言だ。

一昨年に高松宮記念で2着があるサンカルロ。昨年は9着に沈んだが、展開に恵まれず大外枠も祟った。得意の阪神コースだったとは言え、ここ2走を見る限り力がガクンと落ちた印象はない。中間の攻めも順調に来ており、展開ひとつで外から飛んでくるシーンがあっても。

そこまでブッコ抜きの4連勝、前走シルクロードSでは1番人気に推されたレディオブオペラ。軽快に先手を奪ったが、直線ではストレイトガールに抵抗できずの2着敗退に終わった。馬体重14キロ減が響いてデキひと息だったが、それでも良く粘ったと見るべきか。中間は馬体回復を念頭にひと息入れられたが、それが奏功しふっくらとしたところを見せている。1週前は荻野琢騎手(本番は藤田騎手)を背に栗東ダートBコースで一杯に追われており、これでグンと良くなってきそうだ。

準オープン勝ちからの連闘でオーシャンSを制したスマートオリオン。良績は右回りの芝1200mに偏っており、初の中京コースがどうかだが勢いに乗っての好走は考えておきたい。連闘後で輸送も控えているため、中間は23日に美浦坂路で終いだけを伸ばしたのが初時計だが、1Fで12秒台と切れており、反動は少なそうだ。なんとか好調は維持できている。

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