【毎日杯】アズマシャトル　阪神コースで反撃

3月29日、阪神競馬場では毎日杯（GIII、芝2000m）が行われる。皐月賞へ向けての西の最終便であり、昨年このレースを制したキズナのようにダービーへのステップともしたい素質馬たちが顔を揃えている。

昨年暮れのラジオNIKKEI杯でワンアンドオンリーに0秒2差の2着があるアズマシャトル。前走は中山の馬場がフィットしなかった印象で、久々の影響もあり力を発揮し切れなかった。ひと叩きされ、実績ある阪神コースなら反撃必至だろう。関東遠征後の中2週になるが、栗東ウッドでの1週前追いでは松山騎手を背に軽快な動きを見せており反動は皆無。状態面での上積みも見込んでいいだろう。

新馬戦でベルキャニオン（共同通信杯2着など）を破り、続くデビュー2戦目での東京スポーツ杯2歳Sではイスラボニータに0秒3差の4着に入ったラングレー。休み明けの京成杯は10着に沈んだが、続く前走自己条件戦では力の違いを見せ快勝した。改めての重賞挑戦、距離はやや足りない印象もあるがなんとか賞金を加算したいところだろう。ひと息入っているが、1週前追いでは脚色圧倒で先着。レース当週もしっかりやれば態勢整ってきそうだ。

前走の共同通信杯は0秒5差の4着だったマイネルフロスト。しかし2コーナーで接触、直線でも進路がなくなる不利があってのもので、力負けはしていない。2カ月ぶりを使われて気配は順当に上昇しており、この相手関係なら上位進出は十分に可能だろう。関西への輸送競馬を経験済みなのも好材料。

前走は単独3番手から押し切って2勝目を挙げたサングラス。ハナにこだわらずとも好走できたのは収穫だろう。前走がピークのデキと思しく、そこからの中1週だけに上積みは見込めそうにないが有力どころが瞬発力勝負を狙い展開が極端なスローになるようなら、この馬の粘りこみもあって驚けない。

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