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【天皇賞・春】キズナら有力馬最終追い
5月4日に京都競馬場で開催される天皇賞・春(GI、芝3200m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンおよび京都競馬場で行われた。
昨年の日本ダービー馬キズナは主戦・武豊騎手を背に栗東ウッドコースで単走の最終リハ。序盤は折り合って悠々と進み終いだけ重点に追われたが、渋った馬場をものともせずラスト1F11秒7と切れに切れた。2週続けて絶好の攻め内容を披露できており、高いレベルで安定していることは疑いようがない。
前走の阪神大賞典を快勝したゴールドシップは今回新コンビを組むC.ウイリアムズ騎手を背に、栗東坂路で古馬1000万下を2馬身ほど追走。ラスト1Fあたりで並びかけ、そこからステッキが2発入れられると機敏に反応してあっさり3馬身突き放しての先着となった。時計は4F53秒3-1F12秒8(一杯)と数字だけ見ればやや平凡だが、この日の馬場コンディションを考えれば上々の部類。1週前にはウッドで猛時計をマークしており、デキに関しては文句なしの状態。
前走日経賞で復活Vのウインバリアシオンは岩田騎手の騎乗停止により急遽騎乗が決まったA.シュタルケ騎手が手綱を取り、栗東ウッドで3歳馬2頭を相手にした3頭併せを敢行。相手を8馬身ほど先に行かせての追走だったが、直線入り口で早々にキャッチアップすると脚色で圧倒したまま抜け出し、それぞれに1馬身近い差をつけての先着を果たしている。脚捌きは軽快そのもので、ほぼ万全の状態に仕上がっていると見ていいだろう。
昨年このレースを制したフェノーメノは美浦ウッドコースでの単走での追い切り消化。輸送を控えているため終始馬なりのメニューとなったが、柔軟な動きで駆け抜け好調をアピールした。中間はしっかり負荷をかけて攻められており、一定の上積みは見込めそう。
前走京都記念を制したデスペラードは栗東ポリトラックを馬なりで単走。稽古駆けするタイプではあるが、それを差し引いても行きっぷりの良さとラストの伸びは際立っていた。ひと息入っているが、力を出せるデキにある。
阪神大賞典4着からの臨戦となるサトノノブレスは浜中騎手を背に、栗東ウッドで3頭併せ。最後方から直線では最内に潜り込み、同じく天皇賞に出走予定のオーシャンブルーと同入に持ち込んだ。2週続けてのハード追いにしっかり応えており、前走からの上積みは大きく見込んでいい。オーシャンブルーもサトノと2週続けての濃密なスパーリングで上々の動き。気配は上向き。
昨年は3着だった外国馬レッドカドーは京都競馬場の本馬場で追い切られ6F90秒9-3F40秒9を馬なりでマーク。動きに重苦しさはなく、順調さは疑いようがない。馬場状態は悪かったが、硬い馬場よりはむしろフィットしていた印象。
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