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【福島牝馬S】キャトルフィーユ 小回りは歓迎

4月26日、福島競馬場で福島牝馬S(GIII、芝1800m)が行われる。1着馬には優先出走権も与えられる、ヴィクトリアマイルへの重要な前哨戦だ。

格上挑戦だった昨年暮れの愛知杯で2着、続く今期初戦中山牝馬Sも2着。3歳春に忘れな草賞を制した素質馬キャトルフィーユがいよいよ本格化してきた印象で、ここで重賞初制覇を目論む。重賞での2着2回はいずれもハンデ戦で斤量は51キロ、52キロ。今回は別定戦で54キロとなるが、昨夏クイーンCで55キロを背負っての5着があり、極端にパフォーマンスを落とすこともないだろう。キャリア全3勝は京都内回り1600mの未勝利戦、阪神内回り2200mの忘れな草賞、函館の1000万下特別といずれも小回りコースでのもの。初の福島コース臨戦だが、むしろ歓迎材料だろう。前走時に9分どおり仕上がっておりこの中間は静に徹した調整が続いている。1週前追いには駆けつけた後藤騎手が跨っての3頭併せとなったが、スムーズに折り合うとラストは軽快に伸びた。高いレベルで好調維持と見ていいだろう。

秋華賞でジェンティルドンナに0秒2差の3着、エリザベス女王杯でメイショウマンボに0秒2差の3着があるアロマティコだが重賞には手が届いていない。昨年このレースではメンバー最速の34秒0で追い込むもクビ+クビ+ハナ差での4着と、あと一歩のところだった。今期も鋭い末脚には衰えは感じられず、変わらず順調でそろそろ念願のタイトル獲りがあってもいい。1週前追いでは騎手(水口騎手。レースは浜中騎手を予定)騎乗だったとは言え4F51秒8-1F12秒6(一杯)の猛時計をマーク。時計もそうだが、しっかり負荷を掛けられているあたり体調は良好そのものと判断できる。

3歳春にフローラSで圧巻の勝ちっぷりを見せ、続くオークスではヴィルシーナやジェンティルドンナら桜花賞組を差し置いて1番人気に推されたのがミッドサマーフェアだ。そのオークスでの大敗以降長らく低迷が続いていたが、昨年暮れのターコイズSで3着と久々に好走すると、続く京都牝馬Sで4着、前走東風Sで3着と立ち直り気配を見せている。本来の脚質的には直線長いコースがあっている印象こそあるが、地力そのものは上位なだけに上位進出は大いにありそう。中間は落ち着いた姿を見せていて、追い切りでも折り合いはスムーズ。体をフックラと見せ張りも上々で、暖かくなるにつれて状態面が上がってきた様子だ。

2走前、東京マイルの準オープン戦で勝利したケイアイエレガント。そこでは10番人気と人気薄で、他陣営が無警戒なところをまんまと逃げ切ったものとフロック視されたか、続く前走中山牝馬Sでも10番人気だった。しかし、昇級の重賞戦でも先行策から粘りこんでの2着(同着)と健闘。連続の好走はさすがにフロック呼ばわりできず、目下充実一途だと見たほうが良さそうだ。過去福島では2戦して【0.1.1.0】と崩れておらず、勢いに乗っての上位食い込みの可能性は十分。中間の乗り込みでは上々のタイムを連発しており、長期休養明けを2度使われ、更に上積んできているようだ。

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