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【アンタレスS】実績信頼ニホンピロアワ?ズ

アンタレスS(GIII、ダ1800m)が4月19日、阪神競馬場で行われる。勢いに乗る新興勢力や芝からの路線転換組と実績馬ががっぷり四つでぶつかりあう様相だ。

一昨年のJCダート勝ちを含め、ここまで重賞7勝を挙げているニホンピロアワーズがダート実績勢の総大将格となろう。連覇を狙った昨年暮れのJCダートは仕上がり途上で5着だったが以降4戦して【2.0.1.1】。距離が短く展開も向かなかったフェブラリーSを度外視するとすれば完全に立ち直ってきていると判断していいだろう。昨年はこのレースで59キロを背負いホッコータルマエに0秒1差の2着。今年は58キロ、GI級の強敵不在とあれば勝ち負けは必至か。昨年暮れから休みなく走っており上積みこそ強調しづらいが、中間の動きは悪くなく状態はいい意味での平行線。

芝重賞2勝、皐月賞では3着、昨年の宝塚記念では2着の実績を誇るダノンバラードが初のダート戦に臨む。近走芝のレースでは頭打ちだが、厩舎の先輩ゴールスキーのようにダート路線で活路を見出したいところだ。母レディバラードは中央でダートのオープン特別・阿蘇Sを勝利、およびTCK女王盃など地方交流重賞を2勝しているし、兄よりひと足お先に芝からダートへと路線を転じた全弟ロードハリケーンはダートで2戦走り【0.1.1.0】で、血統的にはやれていい素地はある。休養明けから入念に乗り込まれており、栗東坂路での1週前追い切りでは自己ベストを更新する4F51秒9(一杯)という快時計をマークしている。休み明けを感じさせず、デキそのものは良好だ。

オープンクラスで渋太く走っているナムラビクターは【2.0.1.0】と得意とする阪神コースで初重賞制覇を狙う。前走は転厩初戦で調整も手探りだったはずだが、圧勝。そこで0秒7=4馬身千切った2着馬ドコフクカゼが次走マーチSで0秒2差の3着だから、ナムラビクターは重賞で勝ち負けできる力があると判断して差し支えないだろう。転厩2戦目で調整はよりズムーズに進んでおり、栗東ウッドで2週続けて好タイムをマーク。前走からの上積みを見込んで良さそうだ。

逃げれば渋太いトウショウフリークは近4走で充実の走りを見せており、ここへ来て更に地力を増した感がある。想定のメンバー内では徹底先行型は他に見当たらず、今回もひとり旅が濃厚。距離は本来もう少しあったほうが良さそうだが、展開利を得て上位進出の可能性は十分だ。中間は栗東坂路で入念に乗り込まれており、状態面はきっちり好調をキープできている。

ソロルは昨年11月に準オープンを卒業後、オープン特別で2着、1着。続くGI・フェブラリーSこそ12着に終わったが、前走マーチSで重賞初勝利を飾っている。勢いそのままに【1.1.0.0】と得意の阪神コースで実績上位陣を蹴散らし、重賞連勝なるか。中2週になるため中間は1週前に軽く終いを伸ばす程度の攻めを消化したのみだが、力強い伸びを見せていた。高いレベルでの好調を維持できている。

【関連リンク】
ソロル「この馬の勝負根性を発揮できるようなら」(東京スポーツ)

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