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【ヴィクトリアマイル】東京で崩れない!ホエールキャプチャ
5月18日、東京競馬場でヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)が行われる。古馬牝馬最強決定戦に様々な路線からチャレンジャーが集った。GIでの実績馬が揃い、見ごたえのある一戦になりそう。
ホエールキャプチャはこのレースを一昨年に勝利し、昨年は2着。今期も前走東京新聞杯を牡馬相手に57キロを背負いながら制し、力に衰えのないところを誇示している。それらを含め東京芝では【4.1.1.1】と、とにかく崩れない。3カ月ぶりになるが、ここ一本を目標に据えて調整は狂いなく来ている。1週前追いでは美浦ウッドで蛯名騎手を背にして長めから格下馬を追いかけ、楽に同入に持ち込む軽快な動きを見せた。馬体もすっきりとしており、休み明けを感じさせない仕上がりにある。これまでの休み明けの中でも、かなりいい状態の部類にあると見ていいだろう。
昨年春のクラシックには出走できなかったが、1000万下勝ち直後に挑んだ昨秋の秋華賞でさっそく2着したのがスマートレイアーだ。休み明けの大阪城Sで牡馬相手に快勝、続く前走阪神牝馬Sはこの馬にとってやや距離不足とも思えたがなんなく克服して勝利。4歳を迎えていよいよ本格化を果たしている。中間は順調そのもので、併せ馬で再三いい動きを披露。休み明けに2戦使われ、文句のない状態に仕上がりつつある。
昨年GIで3勝を挙げたメイショウマンボは今期始動戦の大阪杯で7着と崩れた。攻めでの動きは悪くなかったが、転厩による環境の変化と久々の実戦が微妙に影響を与えた感。叩かれレース勘は戻っているだろうし、さすがに現在の厩舎にも慣れてきているだろう。1週前追いでは栗東ウッドで終い重点に追われ、1F11秒9(強め)と切れた。気配面は確実に良化しているし、そして前走時は見栄えが悪かった毛ヅヤもピカピカに。上積みは大きく見込んでいい。
昨年このレースを制したヴィルシーナだが、以降は不振が続いている。今期も2戦して連続の11着だが、攻めで見せている動きからはこれといった衰えは感じられず、実戦における覇気の部分が大きそう。1週前追いでは格下馬相手とは言え追走先着を果たしており、体調は悪くなさそう。
昨年はフローラS快勝、オークスで3着、ジャパンCで2着と府中で高いパフォーマンスを見せたデニムアンドルビー。ドバイ遠征帰りで速い時計は日曜追いの1本のみだが、併せ馬で素軽い動きを見せていた。万全のデキとまでは言い難いが、最終追いでしっかり動いてくるようなら上位争いは可能だろう。
ウリウリは2走前の京都牝馬Sで重賞初勝利、前走の阪神牝馬Sでスマートレイアーにハナ差の2着。着実に力をつけている。関東への遠征は久々になるが、昨年3月の中山戦が連闘でマイナス12キロでの出走ながら上がり最速で4着と、輸送を苦にしなかったのはいい材料だ。中間は脚色圧倒で追走先着を果たすなど、絶好の動きを見せている。前走からの上積みは顕著。
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