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【京都新聞杯】3番人気ハギノハイブリッドが快勝
5月10日、京都競馬場で開催された京都新聞杯(GII、芝2200m)は3番人気だったハギノハイブリッド(牡3、栗東・松田国)が直線で豪快な伸び脚をみせ勝利した。鞍上は秋山騎手。1馬身1/4差の2着は接戦となったが8番人気サウンズオブアースが3着ガリバルディ(5番人気)をハナ差しのいで制している。なお1番人気のシャドウダンサーは後方から脚を伸ばすも3着にクビ差の4着に終わった。
1枠1番という枠なりにロングリバイバルが主導権を主張にかかるが、それを叩いて前走福島戦で逃げ切ったオールステイがハナを奪取。良好な馬場コンディションの後押しもあって、飛ばした先頭オールステイの1000m通過が57秒7と、かなりのハイペースでレースは進む。縦長の展開となり、人気のシャドウダンサーは後方2番手からの競馬で、最後方はガリバルディ。直線に入って好位にいたモーリス、スズカデヴィアスらが抜け出しにかかるが、やはりハイペース追走がこたえたか直線半ばから中団勢の猛襲を許す格好に。そのなかから伸びてきたのがサウンズオブアース、そしてハギノハイブリッド。仕掛けをワンテンポだけ遅らせ、満を持して追い出されたハギノの脚色は際立っており、あっさり先行勢を差し切って後続に1馬身以上の差をつけゴールインした。シャドウダンサー、ガリバルディは後方から連れて大外を伸びてきたが、2着争いに加わるまでが精一杯だった。2番人気のミヤビジャスパーはラチ沿いに潜り込んで一瞬いい脚を使ったが5着。
配当は単勝710円、馬連3700円、馬単6990円、3連複9240円、3連単5万5130円。ハギノハイブリッドは2走前にワールドインパクト(後に青葉賞2着)の2着、前走新緑賞は圧勝と昇級してもやれそうな片鱗は見せており、中1週での臨戦ながら馬体重プラス4キロでの出走だったことが物語るように、充実一途の状態からうれしい重賞初制覇を果たしている。この勝利により通算成績を9戦3勝とした。
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ハギノハイブリッド重賞初制覇(サンケイスポーツ)