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【NHKマイルC】4連勝の内容濃い ミッキーアイル

5月11日、東京競馬場ではNHKマイルC(GI、芝1600m)が行われる。今春の3歳マイル王決定戦は“1強”ムードが漂うが、果たして下馬評どおりの結果となるのか!?

ミッキーアイルは新馬戦こそ落としたが、以降4戦すべてで通過順を<1-1-1-1>としての逃げ切り勝ちを収めている。3走前の500万条件戦は翌日の朝日杯FSより速い時計で駆け抜け、2走前のシンザン記念ではウインフルブルームに半馬身まで迫られたが、ウインは朝日杯FSと皐月賞でそれぞれ3着。また前走アーリントンCではタガノグランパを3馬身半差突き放しての勝利だったが、そのタガノは次走ファルコンSを快勝している。封じてきた相手関係も含め、4連勝で見せたパフォーマンスの濃さから考えれば、ミッキーがGI級の器の持ち主であることは疑いようがない。じっくりと間隔をあけたローテーションも好感が持て、中間は好時計を連発している。死角があるとすれば、初の東京戦ということぐらいか(関東遠征は経験済み)。しかし稽古ではスムーズに左回りをこなしており、陣営は意に介していない。

朝日杯FSで2着、そして前哨戦NZTで勝利と、実績ではミッキーに比肩できるだけのものがあるショウナンアチーヴ。左回りファルコンSで6着に沈んだのが案外だったが、休み明けで仕上がり途上だったのは確か。中3週なら力は出せそうではある。しかし、前走で大きく馬体を減らしたことから中間の攻めが手緩いのは気がかりだ。今週の攻めでどこまでやれるか、そして当日の馬体重には注意を払いたいところだ。

2歳時に牡馬を相手にまわし重賞2勝を挙げたホウライアキコ。阪神JFで中団から追い込むスタイルに挑んで以来、ここ3戦は差す競馬が板についてきた。ベストは1400mという感は否めないが、前走ハープスターに0秒3差4着ならここでも十分にやれそう。GI後だけあってダメージからの回復にやや時間を要したが、1週前の重い栗東坂路で終いだけ重点だったとはいえ1F12秒1なら問題なし。前走と同じレベルのデキで臨めそう。

ショウナンワダチはNZTで惜敗の2着。新馬戦、500万特別と東京で2勝を挙げているのは魅力で、上位争いは可能だろう。共同通信杯8着は休み明けの上、道中ゴチャついたのも災いし掛かってしまい終いの脚を無くしたもの。ガス抜きされ、1F短縮の速い流れなら折り合えそうだ。1週前は美浦ウッドで追走先着。デキは目下ピークか。

スプリングS勝ち馬のロサギガンティアは皐月賞10着からの巻き返しなるか。いわゆる“小脚”が使える点をストロングポイントとする馬だが、ここまで東京芝で【2.1.0.0】ならGIでも好勝負があっていい。レース間隔が詰まっているが好調を維持できるタイプらしく、中間の動きは悪くない。

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