【京都新聞杯】器は相当　シャドウダンサー

5月10日、京都競馬場では京都新聞杯（GII、芝2200m）が行われる。昨年はキズナがここをステップに日本ダービーを制した。今年もダービー進出を意識する素質馬が集結している。

姉にダンスファンタジアがいる良血馬シャドウダンサーは新馬戦を快勝、2戦目の500万特別はトゥザワールドのレコード駆けに0秒3差の2着だった。その後捻挫があり休養を余儀なくされたが、4カ月ぶりだった前走の復帰戦で勝利。それもキャリア初の中山遠征で挙げたのだから、その器は相当。長休明けで好走した反動はなく、この中間は順調そのもの。重賞でも十分やれそうな雰囲気。

デビュー3戦目のラジオNIKKEI杯でワンアンドオンリーに0秒2差2着だったアズマシャトル。3月は2戦ともにパンチを欠いているが、主戦松山騎手が惚れ込んでいるようにその素質は一級品だ。良コンディションの京都馬場に替わればチャンス到来か。デキも上昇している。

昨年秋、芝1400m新馬戦をレコード勝ちしたモーリスは前走スプリングSで4着。課題だった折り合い難克服に光明が見えた内容だっただけに、2200mのここでもやれそうだ。デキは依然絶好。

若駒Sでトゥザワールドに2着だったミヤビジャスパーは、前走自己条件でV。ラジオNIKKEI杯では0秒3差4着があり、この相手関係なら上位争い必至だろう。中間は坂路とウッドを併用して入念に乗り込まれており、前走からの上積みはかなり見込める。

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