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【平安S】ナムラビクターら有力馬最終追い
5月24日に京都競馬場で開催される平安S(GIII、ダ1900m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。
前走アンタレスSで重賞初勝利を挙げたナムラビクターは栗東ウッドで単走の追い切りを行った。序盤から速いペースで飛ばしたためラスト1Fは13秒台後半とやや要したが6F全体では81秒を切ってくる好タイムで、しっかり負荷をかけることができたのもいい材料。体調面に不安なく、一連の好調をしっかりキープできていると見ていいだろう。
交流重賞2連勝と勢いに乗るワイルドフラッパーは栗東坂路で最終調整。終い重点に追われ4F54秒0-1F12秒6(強め)と、馬場が渋っていたことを考えれば上々の伸びを披露している。中間は緩めずに内容の濃い攻めを消化しており、目下ピークの状態にあるようだ。
アンタレスSでの12着から巻き返しを期すソロルは1週前追いに続き、今回改めてコンビを組む松山騎手が跨って栗東坂路で単走の追い切り。ゴール前でグイグイ追われて鋭く伸び、時計は4F54秒0-1F13秒0(一杯)と稽古で目立たないこの馬としてはまずまずの数字が出ている。力を出せる状態だろう。
アンタレスSでは新味を出し、差し込んできて2着だったトウショウフリークは栗東坂路で追われ4F53秒8-1F12秒9(強め)をマークした。この馬にしてはやや平凡な時計だが、坂路が込み合っていた時間帯で仕掛けがや軽めとなったため。5月18日の日曜追いでしっかり負荷はかけることができており、問題のない仕上がり。休みなく走っているが、デキ落ちはなさそう。
マーチSで2着だったジェベルムーサは美浦ウッドで1秒ちかく先行する相手を追う、ハードな内容を消化。半馬身及ばずの遅れ入線に終わっているが、追走差を考えればよく詰め寄っており、渋ったウッドコースで5F66秒台なら十分合格点だろう。3カ月ぶりだった前走を使われ、型どおり上積んできている。
前走アンタレスSでナムラビクターに0秒3差5着だったグランドシチーは美浦ウッドで単走、終い重点で追われた。攻め駆けしないタイプで馬場も渋っていたため時計は平凡だが、仕掛けへの反応は鋭くこの馬なりの好調をしっかりキープできている。
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