おしらせ
【オークス】ハープスターら有力馬最終追い
5月25日に東京競馬場で開催されるオークス(GI、芝2400m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦・栗東両トレセンおよび京都競馬場で行われた。
桜花賞馬ハープスターは栗東ウッドで古馬オープン・ユニバーサルバンクを相手に併せ馬。ハープが半馬身ほど先行し、相手を待つと残り500mあたりから馬体を並べての併走となった。ラスト1Fからかすかに気合いを入れらるとハープスターは一杯まで追われた相手をあっさり置き去りにして1馬身の先着を果たしている。抜群の瞬発力、そして折り合い面になんの不安も感じられず、万全の状態で2冠目獲りへ向かえそう。
桜花賞3着のヌーヴォレコルトは美浦ウッドで古馬500万下を追走する最終リハ。2馬身ほど先に行かせた相手を見ながらしっかり折り合って進むと、直線ではインに潜りこむと軽く促した程度で鋭く伸びて3馬身の先着となった。1週前追いでハードに攻められたのが奏功したか、気配は急上昇。
フローラS勝ちのサングレアルは栗東ウッドで大きく先行する2頭を追う3頭併せを敢行した。4角でもかなりの追走差があり、1頭には追いつかなかったものの直線入り口での見せムチに鋭く反応し、ゴール前で追われると更にひと伸びして1頭とは同入に持ち込んでいる。馬体を並べる格好とならなかったのは誤算かもしれないが、渋った馬場を考慮すれば5F69秒台、ラスト1F11秒台後半はかなり速い時計。中3週だがこの中間はかなり負荷をかけ攻められており、馬体維持の懸念はなさそうで体調はかなり良いと見ていいだろう。前走からの上積みは十二分。
阪神JF3着、クイーンC勝ちのフォーエバ?モアは美浦芝コースで追い切られた。前走時にある程度仕上がっているため、この中間はテンションを上げないよう静に徹した調整が続いていたが、今回も馬なりの調整。前方に僚馬2頭を見ながら進み、敢えて追わずに我慢をきかせる内容だったが鞍上としっかり折り合って軽快なフットワークを見せていた。気配は平行線だが、折り合い面には進境あり、と見ていいのではないか。
フラワーC勝ちのバウンスシャッセは美浦ウッドコースで北村宏騎手を背に3頭併せを消化。最後方スタートを外からまくり、渋った馬場で先行2頭の脚が鈍るのを尻目に直線では馬なりのまま鋭く伸びて、それぞれに2馬身の先着を果たしている。中間は時計こそ平凡ながらじっくり乗り込まれており、高いレベルで好調を維持。
フローラSで2着だったブランネージュは栗東ポリトラックで秋山騎手を背に馬なり単走。まったくの馬任せだったがラスト1Fは12秒3とスムーズに伸びている。レース間隔詰まっており大幅な上積みはどうかも、1週前にしっかり負荷をかけられているように体調面は問題なさそう。この馬なりの好調はキープできている。
体質の弱さもあり、フラワーCでの2着からここへ備えじっくり間隔をあけて調整されてきたパシフィックギャルは嶋田騎手(本番ではウィリアムズ騎手を予定)が手綱をとり、美浦坂路で3頭併せを行った。1頭をあっさりパスし、もう1頭ニシノミチシルベ(3歳500万下)と同入。脚色ではやや見劣ったが、渋っていた馬場のなかしっかりとした脚取りで伸びており力を出せるデキにある。
忘れな草賞を勝ち、オークス切符を手にしたディルガは栗東坂路で浜中騎手を背に併せ馬を行った。途中、他組の併せ馬が邪魔になる場面もありながら、馬なりで追走先着。中間も坂路でいい動きを披露しており、休みなく走っているがこの馬なりには順調だろう。
フローラSで6着だったマジックタイムは美浦ウッドで3歳500万下を1秒先行させ、これを追走。直線に入るあたりでもまだ差はあったが、軽く促されると抜群の瞬発力を発揮して同入に持ち込んでいる。1週前追いでも上々の動きを見せていたし、前走時からは急上昇といった雰囲気だ。
スイートピーSを勝ったシャイニーガールは、栗東坂路で古馬1000万下を3馬身ほど後ろから追走。脚色優勢でアオリ、ゴーサインが出るとあっさり交わして2馬身の先着となった。使い詰めだが1週前、最終追いと気兼ねすることなく負荷をかけられているあたり、体調はすこぶる良さそう。
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