UMAJIN.net

おしらせ

【鳴尾記念】開幕週馬場で躍動するか カレンミロティック

6月7日、阪神競馬場では鳴尾記念(GIII、芝2000m)が行われる。ここで勢いに乗って宝塚記念を目指したい実績馬と上がり馬の激突ムードの一戦だ。

昨年11月の金鯱賞で重賞初勝利を果たし、前走の大阪杯でも4着と健闘。カレンミロティックにとって芝2000mが最適条件だろう。金鯱賞がそうだったように開幕週の良好な馬場もこの馬にとっては好材料だし、キャリア全6勝のうち3勝を阪神で挙げているようにコース相性も抜群。条件はベストだが、放牧明けの攻め気配は正直いまひとつ。栗東坂路で乗り込まれているが追われて弾ける感に乏しし、いい頃に比べると馬体の張りも寂しく映る。レース当週の攻めでどこまで変わってこれるかだろう。

キズナ、エピファネイア、メイショウマンボの“3強対決”と騒がれた4月の大阪杯だったが、エピファネイアに先着し2着に割って入ったのがトウカイパラダイスだ。昨年の大阪杯でもオルフェーヴルに0秒4差の4着があり、重賞勝ちこそないがこの条件では安定した先行力を武器に渋太く走る。上記カレンミロティック同様大阪杯以来となるが、攻め過程はこちらに軍配。5月25日の追い切りでビシッと負荷をかけられたのが奏功してか1週前は軽快そのものな動きを見せていた。また、斤量はカレンに1キロ差となる56キロなら勝ち負け争いは可能だ。

エアソミュールは昨年このレースで上がり最速となる33秒9の末脚を繰り出し勝ち馬トウケイヘイローに0秒2差に迫る4着。その後1年間でオープン特別を3勝するなど、地力強化は顕著でそろそろ重賞タイトルに手が届いてもいい。昨年は大外枠から前に壁を求めて後方からのレースとなり追い込み届かずだったが、折り合い面にも進境があり、昨年の轍は踏まないだろう。3カ月ぶりの一戦になるが、昨年暮れのディセンバーSで出たとこ勝ちを収めたように鉄砲は苦にしないタイプ。攻め本数はやや少ない印象だが内容の濃い併せ馬を消化しており、ほぼ態勢は整いつつある。

実績では断然上位となる池江厩舎の2頭、トーセンジョーダントゥザグローリーはここで復活の走りを見せ宝塚記念への足がかりとしたい。トーセンジョーダンは仕上がりいまひとつと指揮官がコボした昨年秋のジャパンCで3着と、GI馬の底力を発揮。上昇して臨んだはずの有馬記念が14着と案外だったが、外々を回る形でタメがきかず中山の馬場もフィットしなかった印象で、力に衰えはないと見たい。1週前追いではダービー出走のトーセンスターダムに抵抗できなかったが、ここでしっかり追われたことでグンと良くなってきそうだ。トゥザグローリーは前々走AJCCで13着、前走京都記念で8着と振るわないがいずれも力負けというよりはレース前半でリズムを崩し、終いは自らやめたような状態で競走能力云々より自分との戦いに敗れた印象。中間の攻めではいい頃の迫力こそ感じないながらも、ダービー出走のトゥザワールドのスパーリングパートナーを務めしっかりした攻め過程を踏んでいる。ひとまずは態勢整っており、あとはレースで最後までリズム良く走れるかどうか。鞍上は3年半前の有馬記念でこの馬を3着(14番人気)に導いたウィリアムズ騎手を予定しており、その豪腕がきっかけとなれば。

▽【関連リンク】
■[復活!]【UMAJIN POG】来年のダービー馬を探せ!
■【UMAJINアプリ】新バージョン現在配信中!
■全レース公開!ハイパフォーマンスを残し続ける新指数【WINDEX】
■「馬キュン!」最新情報は「<UMAJINチャンネル>」登録で!

おしらせ一覧

PAGE TOP