おしらせ
【今週の重賞】[フラワーC]サウジアラビアRC3着のスタニングローズが中心
3月21日、中山競馬場で第36回フラワーC(GIII、芝1800m)が開催される。シーザリオ、ダンスインザムード、キストゥヘヴンなどクラシック競走の優勝馬を輩出してきた重賞に今年は13頭が登録している。
スタニングローズ(牝3、栗東・高野)はサウジアラビアRCの3着など牡馬相手の重賞で実績を残してきた。久々の自己条件となった前走のこぶし賞ではさすがに格が違ったか、単勝1.7倍の支持に応えて優勝。名実ともにOP馬となった今回こそ重賞タイトルを手に入れたいところだ。コーナー4つのコースへの対応がポイントだが地力そのものはこのメンバーでもトップクラス。クラシックへの挑戦権を手に入れるためにも、ここは是非とも賞金を加算したいレースだ。
シンティレーション(牝3、美浦・池上)は未勝利戦で後にリステッド競走・すみれSを制すポッドボレットを下した実績あり。また、フラワーCと同舞台の前走・若竹賞は中団からゴール前でキッチリ抜け出す味な内容だった。2勝を挙げる小回り芝1800mは現状ベストの舞台。逃げてよし、差してよしの自在な脚質を武器に重賞制覇を狙う。
キタサンシュガー(牝3、栗東・清水久)は今年1月の新馬戦で4角11番手から直線だけで豪快に差し切る鮮烈なデビュー。清水久師&北島三郎オーナー(馬主名義は有限会社大野商事)は父キタサンブラックと同じタッグ。父が引退レースを制した中山競馬場で“キタサン祭り”第2章の幕開けとなるか。
ニシノラブウインク(牝3、美浦・小手川)は重賞初挑戦となった前走のフェアリーSで7着。しかしながら勝ったライラックとのタイム差は0秒5、3着馬とは0秒2差と惜しい内容だった。未勝利で足踏みが続いていたが、戦った相手を見るとサークルオブライフ、ソリタリオ、アバンチュリエと後のOP馬の名前がズラリ。強い相手に揉まれてきた経験値をレースで活かしたい。
デインティハート(牝3、美浦・黒岩)は伯父に京都記念を制し、皐月賞2着、日本ダービー3着とクラシックでも好走したシックスセンスがいる良血馬。これまで中山の芝中距離で3戦し、1勝2着1回と好相性を示している。前走の若竹賞では上述のシンティレーションにクビ差と迫った。距離に不安はなくこちらも重賞制覇のチャンスは十分だ。
この他にも父ディープインパクトの良血馬ティズグロリアス(牝3、美浦・木村)や2走前の赤松賞でナミュール(チューリップ賞勝ち)の2着と好走したパーソナルハイ(牝3、栗東・矢作)などがスタンバイ。どの馬が勝っても重賞初制覇となる今年のフラワーC。クラシックへの切符を掴むのはいったいどの馬になるだろうか。
(Text:Hiraishi)
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