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【今週の重賞】[金鯱賞]ジャックドールやレイパパレなど強力先行馬が集結

■3月13日、中京競馬場で第58回・金鯱賞(GII、芝2000m)が行なわれる。伝統ある中京の名物重賞ながら近年は施行時期がコロコロ変わり、2017年から現在の3月開催に落ち着き、GIに昇格した大阪杯の優先出走権が1着馬に付与されるようになった。

今年もっともファンの注目を集めるのはジャックドール(牡4、栗東・藤岡)ではないか。昨年9月、初の古馬戦となった1勝クラスを2番手から押し切ると、その後はすべて逃げ切りで怒濤の4連勝を達成。前走・白富士Sの勝ち時計1分57秒4は近2年では当コース最速のタイムだった。デビューから一貫して芝2000mを使われ、勝った5勝はすべて後続を1馬身以上突き放す完勝。中京芝2000mでの勝ち鞍もある。今回は初の重賞挑戦となるが、白富士Sのパフォーマンスはすでに重賞級。本レースは逃げ馬が強いレースでもあり、アッサリ5連勝で初タイトルを奪取する可能性は大いにある。

連勝劇といえば、レイパパレ(牝5、栗東・高野)は先輩格に当たるだろう。3歳1月に新馬勝ちすると休みを挟みつつ条件クラスを勝ち上がり、5連勝でチャレンジCを制覇。続く昨年の大阪杯も逃げ切って、JRA記録となる無傷の6連勝でのGI優勝という偉業を成し遂げた。ただし次走・宝塚記念3着で初めて土がつくと歯車が狂ったのか、その後は馬券圏内にも入れず現在4連敗中だ。GI大阪杯を4馬身差で圧勝したように能力自体はメンバー随一。焦点は連勝当時の調子に戻っているかどうか。また前出のジャックドールはじめ同型の存在も気になるところだ。

GIホースはもう一頭、アカイイト(牝5、栗東・中竹)もスタンバイ。3歳までは一介の条件馬だったが、明け4歳で2勝クラスを勝つと本格化。準OPで好走を重ね、垂水Sを後方からゴボウ抜きしてOP馬に。すると2走後のエリザベス女王杯も10番人気のノーマークながら豪快にマクり勝ちしてGI戴冠を果たした。女王杯で後続を2馬身千切り捨てたように能力はトップクラス。中京芝2000mにも勝利経験はあるのだが、問題は追い込みの脚質。今年は逃げ先行馬が揃ったとはいえ、前に行った馬が止まらない開幕週の馬場はいかにも不利だ。

ポタジェ(牡5、栗東・友道)は昨年の3着馬。次走・新潟大賞典では1番人気に推されて2着、毎日王冠でも3着と、重賞3戦連続で馬券圏内に好走。エフフォーリアが勝った天皇賞・秋でも超トップホースを相手に6着と善戦した。年明け初戦のAJCCは5着に敗れるも、これは3-4角で馬群に包まれる不利があり消化不良に終わった一戦だった。能力は重賞級で、昨年好走したようにレース適性もある。ただし勝ち味に遅いタイプで、流れが向いても今年も着止まりか。

ほかにも、エリザベス女王杯2着のステラリア(牝4、栗東・斉藤崇)、中山牝馬S優勝馬でヴィクトリアマイルでも2着に激走したランブリングアレー(牝6、栗東・友道)、同コースの中日新聞杯を逃げ切ったショウナンバルディ(牡6、栗東・松下)、ケフェウスSまで4連勝、福島記念は3着だったアラタ(牡5、美浦・和田勇)、そして忘れてはならない昨年の勝ち馬・ギベオン(牡7、栗東・藤原)と、今年はかなり強力なメンバーが集まった。激しい先行争いが見られそうで、この初春最大の注目レースとなりそうだ。

(Text:Hattori)

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