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【今週の重賞】[中山牝馬S]混戦模様の牝馬ハンデ重賞 中山巧者ミスニューヨークに注目

■3月12日、中山競馬場で第40回・中山牝馬S(GIII、芝1800m)が行われる。

ミスニューヨーク(牝5、栗東・杉山晴)は、前走ターコイズSで最後方から追い込んで待望の重賞初勝利。ハイペースになり展開が向いた面はあるが、この馬の末脚は強烈で毎回軽視はできない存在だ。中山舞台は【3.0.0.1】と好相性で、唯一馬券外に沈んだ紫苑Sでも5着。2000m戦で結果が出てないので、これは距離が長かったと見ていい。今回は得意距離で、ローザノワールやロザムール、スマイルカナなど前々で競馬をする馬が揃いペースが早まる可能性もありチャンスがありそう。

ドナアトラエンテ(牝6、美浦・国枝)は、ジェンティルドンナの全妹ということで上位人気に推されることが多かったが、前走東京新聞杯では9番人気に落ち着いたなかで5着に善戦。直線でいったんは先頭へ抜け出すシーンもあり、6歳ながら覇気を感じさせる走りを披露した。3着には中山記念2着のカラテなど相手は強かっただけに、牝馬限定戦で混戦模様の今回も前走のような走りができれば、悲願の重賞初制覇も実現可能か。

テルツェット(牝5、美浦・和田郎)は、前走エリザベス女王杯では11着に沈んだが、GIの相手関係にくわえ距離が堪えた感もあった。これまでの成績は【6.0.1.2】でGIを除けば全て馬券絡みと安定感は抜群だ。叔母には5歳になって海外3勝を挙げたラヴズオンリーユーがいる血統。昨年春のダービー卿CTは初重賞で古馬牡馬相手に勝利と力は証明済みで、充実の5歳を迎えて好走に期待がかかる。

クールキャット(牝4、美浦・奥村武)は、3歳秋にフタ桁着順が続いていたが、前走愛知杯ではコンマ4秒差の6着に善戦。復調気配にありそうだ。1800m戦は約1年ぶり(フラワーC5着)で2度目になるが、半兄のトリオンフは1800-2000mで好走しており、血統的に距離は守備範囲内。今回も手ごろなハンデで挑めそうなのも好材料だ。

フェアリーポルカ(牝6、栗東・西村)はこのレースで一昨年1着、昨年3着と来ており、3年連続の好走がかかる。いずれの年も不良馬場で消耗戦となったレースであり、良馬場が想定される今年はどこまで通用するかがポイントになりそう。しかし当レースは馬場状態に左右されず、父ミスプロ系の相性がいいレースで複勝率は45.5%に上る。加えて同馬はゴール前に急坂のある中山・阪神コースでは【3.1.2.2】の好成績。良馬場であっても好走の可能性は十分だ。

父ミスプロ系からは愛知杯勝ちのルビーカサブランカ(牝5、栗東・須貝)や、重賞初挑戦となるゴルトベルク(牝5、美浦・手塚)、昨年逃げ粘って2着したロザムール(牝6、美浦・上原)が出走予定。その他、ダートで実績を積み、前走ディセンバーSで芝初勝利を挙げたローザノワール(牝6、栗東・西園)などもエントリー。混戦を喫する牝馬ハンデ重賞でどの馬にもチャンスがありそうだ。

(Text:Funaki)

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