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【宝塚記念】ゴールドシップら有力馬最終追い

6月29日に競馬場で開催される宝塚記念(GI、芝2200m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦トレセンおよび栗東トレセンで行われた。

昨年の覇者ゴールドシップは栗東坂路で最終追いを行った。これで3週連続の栗東入りとなる横山典騎手が鞍上。2歳新馬を馬任せで追走したが、ラスト1Fあたりであっさりかわし余力十分のまま2馬身先着のフィニッシュを果たしている。時計は4F53秒5-1F12秒2(馬なり)。4ハロン全体は水準級だが、馬なりでラスト2ハロンのラップ12秒4-12秒2は秀逸で前半にしっかり折り合えていたことの証明でもある。中間の攻めも充実しており、仕上がりは文句なし。3週連続で稽古をつけた鞍上との息がぴったりあった状態で向かえそうなのもいい。

海外遠征帰りのジェンティルドンナは、川田騎手を背にして古馬500万下と栗東坂路で最終スパーリングを行った。懸命に追われる相手を尻目に、貫禄たっぷりの走りでアオり、軽く仕掛けられたラストでスッと伸びて1馬身の先着。時計は4F51秒3-1F12秒2(強め)と先週に続き、好時計をお釣り残しでマークしている。これで帰国後6本の併せ馬消化。絶好の状態に仕上がっていると言っていいだろう。

悲願のGI獲りに挑むウインバリアシオンは岩田騎手を背にして栗東ウッドでの3頭併せを敢行。相手2頭を1秒以上先行させての追走だったが、直線半ばでロックオンすると脚力の違いを見せつけ、ラスト1F過ぎで取り付く。そこから仕掛けられると更にギアを上げ、それぞれに3馬身以上の差をつけ先着フィニッシュとなった。中間の動きも抜群で、天皇賞で痛めた蹄の不安はまったく感じられない。気配は高いレベルで安定していると見ていいだろう。

牝馬GI3勝のメイショウマンボは、不動のパートナー武幸騎手を背にして栗東坂路で単走。馬任せのまま軽快に進み、ラストも鞍上のアクションがほとんどないまま鋭く伸びた。4F51秒9(馬なり)は自己ベストに0秒2差で、後半2ハロンは12秒0-12秒2という抜群のラップ。休み明けを2回使われ、目下ピークの仕上がりか。

天皇賞・春で3着だったホッコーブレーヴは美浦ポリトラックコースで原田騎手(レースは戸崎騎手)を背に、単走の最終リハを行った。終始余裕をもたせての馬なり調教だったが、序盤から景気良く進みゴール前も伸びやかなフォームで切れてラスト1Fは12秒フラット。この中間は厩舎に置かれじっくり調整されており、前走からの好調をしっかりとキープできている。

ヴィクトリアMで連覇を飾ったヴィルシーナは、栗東坂路で久々のコンビとなる福永騎手が跨っての最終追い切り。古馬1000万下を追い、終いだけ重点に追われるとゴール前でスッと抜け出し半馬身の先着を果たしている。時計は4F54秒8-1F12秒5(馬なり)。コンスタントに使われているがこの中間で4本の併せ馬を消化できているように、体調面の不安は感じられない。デキは安定している。

ひと息入っていた前走春の天皇賞で0秒4差6着と健闘したフェイムゲームは美浦ウッドでオープン馬を相手に併せ馬を行った。序盤、鞍上北村宏騎手との折り合いは抜群。先行した相手を4コーナー手前で馬なりのままジワッと追い詰めると、インに潜り込みそのまま同入を果たしている。中間に短期放牧を挟んでおり、帰厩直後はやや動きに物足りなさがあったがこの日で見せた反応は機敏そのもの。チークピーシズ着用の効果はてきめんのようで、前走よりいい状態で臨めそう。

オールカマー、AJCCと芝2200mの重賞2勝のヴェルデグリーンは美浦ポリトラックコースで単走。終いだけ仕掛けられ、1F11秒8と上々の切れ味を披露している。1週前でハードに攻められたのが奏功したか、ここへ来てグンと気配は上昇。4ケ月ぶりになるが、力は出せそうな態勢にある。

ヴィクトリアMでは7着だったデニムアンドルビーは稽古駆けする僚馬ハーキュリーズ(1600万下)らと栗東ウッドでの3頭併せを行い、脚色最優勢でそれぞれに先着を果たしている。前走時はドバイ遠征からの帰国後で仕上がり途上の状態だったが、この中間は入念に乗り込んでおり、上積みはかなり大きそうだ。

なお宝塚記念に登録があったマイネルラクリマは回避し、7月13日の七夕賞へ向かう予定。

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