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【宝塚記念】ゴールドシップ 得意の阪神で連覇なるか

6月29日、阪神競馬場では中央競馬の上半期を締めくくるグランプリ・宝塚記念(GI、芝2200m)が行われる。ゴールドシップの連覇なるか、それとも昨年3着に終わった最強牝馬ジェンティルドンナのリベンジなるか。もちろんグランプリだけあってその他の顔ぶれも多士済々。

阪神大賞典を圧勝して臨んだ前走・春の天皇賞で昨年同様崩れたゴールドシップ。スタートで致命的な出遅れがあり、道中でもキズナにブロックされての距離ロスがありながら勝ち馬から0秒5差の7着は、むしろ力量に衰えがないことを証明できたと言ってもいいだろう。ただし、人気を裏切ったことは事実。菊花賞の快勝があり、京都コースが苦手と一概に断じてしまうのもどうかだが、2年連続の崩れはやはりこの馬に向かない何かがあるのだろう。いっぽう阪神コースでは【4.1.0.0】なだけに、昨年同様の大逆襲があっていい。中間、新コンビを組む横山典騎手が栗東に2週続けて駆けつけて騎乗する念の入れようで、コンタクトをしっかり深めている。

ジャパンC連覇を成し遂げたジェンティルドンナだが、昨年このレースではいささか伸びを欠いての3着に終わっている。遠征帰りでうまくガスが抜けていなかったせいか、前半行きたがった面もあったがそれでも本来ラストは切れる馬。渋って力を要する馬場がフィットしなかったのが、やはり最大の敗因だろう。今年も天候次第な面はあるが、ある程度軽い馬場なら当然勝ち負けに持ち込めるはず。臨戦過程は昨年同様だが、今年は2月に京都記念を使ったぶん馬に軽快さが増している印象。実際帰国後の乗り出しは昨年より早く、1週前の段階で去年は併せ馬3本だったのに対して、今年は5本を消化。時計も申し分なく、状態面は確実に昨年以上だろう。

屈腱炎を克服し、1年5ケ月ぶりの出走だった昨年秋の金鯱賞でいきなり3着に入ると続いて有馬記念で2着。あけて今期は日経賞で優勝、天皇賞・春での2着と完全に古馬一線級の隊列に復帰したのがウインバリアシオンだ。過去GIでは7回走り【0.4.1.2】だが、2着4回のうち“勝ち馬オルフェーヴルの2着”が3回で、残る1回は鞍上が急遽乗り替わるハンディがありながらフェノーメノにクビ差迫った2着の前走という内訳になっている。天敵オルフェが去って半年、もうそろそろ順番が回ってきてもいいころだろう。中間は僚馬マジェスティハーツらと内容の濃いスパーリングをこなしており、極めて高いレベルで好調を維持できているようだ。

ホッコーブレーヴは5走前に準オープンを卒業後、勝ち鞍こそないものの強豪相手に健闘を続けている。間に目黒記念を挟む選択も視野にあったようだが、じっくりと休養に充てることを陣営は選択。調教再開後は順調に乗り込まれており、美浦Dコースでの1週前追いでは軽快なフットワークを見せた。前走時のデキに戻りつつある。時計勝負では分が悪そうだが、ある程度時計がかかる展開なら上位進出は可能だろう。

3強対決と喧伝された大阪杯では久々がこたえたか7着。しかし、続く前走ヴィクトリアマイルでは2着とメイショウマンボはしっかり巻き返してみせた。それでも陣営は「まだ昨秋ほどの状態ではない」と語っており、叩き3戦目のここでいよいよピークの仕上がりとなるか。桜花賞、ローズS、そして大阪杯と阪神コースは決して得意ではないだろうが目下の上昇度を考えれば牡馬一線級に混じっても互角にやれそうだ。

デニムアンドルビーの前走ヴィクトリアMはドバイ遠征からの帰国第一戦。いかにもたたき台という仕上がりでの臨戦だっただけに、0秒4差の7着は地力の証で陣営にも悲観の色は皆無だ。距離も本来今回ぐらいがベストのはずで、使われて状態上昇ならば牡馬相手に混ざっても見劣らない。

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