【セレクトセール2014】全日程終了　2日間で125億円は過去最高の数字

北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催された日本最大級の競争馬セリ市「セレクトセール2014」が日程をすべて終了した。2日目の今日は当歳馬セッションが行われ220頭（11頭が欠場）のうちが上場。そのうち189頭が落札され落札率は85.9％、落札総額は65億4705万円（税抜き）となった。1頭あたりの平均落札金額は3464万円でこれは昨年の3544万円を下回ったが、落札率と落札総額はそれぞれ昨年が75.5％、58億8420万円だったのに対し大きく上回る結果となっている。

なお2日間のセール全体では475頭上場に対して404頭が落札され、落札率は85.1％。落札総額は125億7505万円。昨年の全体落札総額は117億6470万だったが、それを上回る過去最高の数字となっている。なお1頭あたりの平均は3113万円。（金額はすべて税抜き）

本日、落札金額が1億円を超えたのは以下の6頭。

本日の最高額はアゼリの2014（牡、父ディープインパクト）で、2億5000万円で落札された。落札者は「アドマイヤ」の近藤利一氏。母アゼリはGIを11勝、米で年度代表馬にもなった女傑だ。

全兄にトーセンスターダムがいるアドマイヤキラメキの2014（牡、父ディープインパクト）は、2億2000万円で落札された。落札したのはトーセンスターダムと同じく冠号「トーセン」の島川隆哉氏。

ミュージカルウェイの2014（牡、父ディープインパクト）は1億8000万円で落札された。全兄はデビューから2連勝したトーセンマタコイヤ。落札者はカタール王族ファハド殿下陣営でレーシングマネージャーを務めるDavid Redvers氏だった。

ピラミマの2014（牡、父ハーツクライ）は、1億5500万円で（株）MMBが落札。新馬戦、続く500万特別と鮮烈な勝ち方を見せ、きさらぎ賞でも2着に入ったバンドワゴンの半弟という血統だ。

ターフローズの2014（牡、父ステイゴールド）は1億4000万円でダノックスが落札。父フジキセキの半兄にロサギガンティアがいる血統だ。

ウィーミスフランキーの2014（牡、父ディープインパクト）は1億4000万円で 大塚亮一氏が落札。母は米で2歳GIを2勝している。

ほか、本日の主な高額落札馬は以下の通り。

ランニングボブキャッツの2014（牡、父Discreetly Mine）は、7600万円で島川隆哉氏が落札した。初芝挑戦ながら朝日杯FS勝ちの偉業をなしとげたアジアエクスプレスの半弟という血統。

フォルナリーナの2014（牡、父ハーツクライ）を8000万円で“トーセン”島川隆哉氏が落札。母は新馬勝ち、報知杯4歳牝特（現在のフィリーズR）では3着。全姉にはダイワズームがいる血統。

シャムロッカーの2014（牝、父ディープインパクト）は9200万円で落札。ファハド殿下陣営David Redvers氏が購入した。母は豪州ダービーなどGIを2勝。

ラヴアンドバブルズの2014（牝、父ディープインパクト）は、7800万円でファハド殿下陣営David Redvers氏が落札。2012年日本ダービー馬ディープブリランテの全妹という血統となる。

ライブリーチューンの2014（牡、父ステイゴールド）は、9000万円でペルーサ、ルルーシュなどを所有する山本英俊氏が落札。近親にはキングヘイローら。

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