[結果]【キングジョージVI＆QES】3歳牝馬タグルーダが無傷でV　凱旋門賞最有力馬に

7月26日（現地時間）にイギリス・アスコット競馬場で、欧州中長距離戦線における王者決定戦のひとつとして知られるキングジョージVI＆クイーンエリザベスS（GI、芝2400m）が行われ、無傷の3連勝で英オークスを制したタグルーダ（牝3、英・J.ゴスデン）が大外一気の末脚で古馬勢を抜き去り、2着に3馬身差の快勝を収めた。鞍上はP.ハナガン騎手。今回が64回目となる伝統の一戦だが、3歳牝馬が制するのは38年ぶり、3頭目の快挙だ。

タグルーダはこの後一戦を挟んで10月5日、フランス・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞（GI、芝2400m）へ向かう見込み。昨年はオルフェーヴルに影を踏ませずトレヴが圧勝、2011年はデインドリームが5馬身差の圧勝を収めるなど近年の凱旋門賞では斤量的に有利とされる3歳牝馬の強さが目立っており、悲願の優勝を目指す日本馬勢にとってタグルーダが最大のライバルとなりそうだ。なお同馬の父は2009年凱旋門賞などGIを6勝し欧州最強とうたわれたシーザスターズで、現3歳世代がファーストクロップ。同馬産駒によるGI勝ちはタグルーダの英オークス、シーザムーンの独ダービーに続き3つめとなり、古馬GI勝ちは初となった。

▽【タグルーダ】
父Sea the Stars
母Ezima
母父Sadler’s Wells
※父Sea The Stars（シーザスターズ）は2009年英ダービー、同年凱旋門賞などGI6勝
通算成績4戦4勝

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