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【関屋記念】マジェスティハーツら有力馬最終追い

8月17日に新潟競馬場で開催される関屋記念(GIII、芝1600m)に出走を予定している各馬の最終追い切りが、美浦トレセンおよび栗東トレセンで行われた。

前走中京記念で僅差の3着だったマジェスティハーツは栗東ウッドで不動の主戦・森騎手を背に3頭併せを行った。後方から格下2頭を追い、一番外に持ち出されると一杯まで追われた相手を持ったままで追い詰めゴール前で測ったように抜き去っての最先着を果たしている。休みなく走っており大幅上昇まではないものの、やや状態が落ちていた前走時よりはいい状態で臨めそうだ。

マイルGIで再三の好走があり、力量は最上位と目されるダノンシャークは栗東坂路で併せ馬。終いだけ重点に追われ、併走していた3歳500万下を半馬身突き放したところがゴールだった。時計は4F55秒0-1F12秒0(強め)。前半楽だった割には格下相手に対し脚色劣勢だったあたりはやや不満が残るが、仕掛けられての反応は鋭いものがあり、まずは力を出せるデキに仕上がったと見ていいだろう。

ヴィクトリアM(10着)以来となるエクセラントカーヴ は美浦ウッドを単走。1週前追いで引っかかる場面があったため折り合いに重点を置いた内容で時計は平凡だったが、闘志を前面に出し追えばいくらでも弾けそうな手応えで駆け抜けている。休養明けは馬なりオンリーの調整過程だが、強い負荷は必要ないタイプ。上々の仕上がりぶりだ。

中京記念での8着から巻き返しを期すクラレントは栗東坂路で古馬500万下を追走する併せ馬を敢行し4F53秒0-1F12秒6(一杯)を計時。相手には騎手(小牧騎手)が騎乗、こちらは助手だったこともあり手応えではやや見劣ったもののラスト2Fで12秒5-12秒6と軽快なラップを刻み、1馬身半差で先着している。休みなく走っているが、高いレベルでの好調を維持か。

今回と同じ、新潟マイルのオープン特別・谷川岳Sを制しているサンレイレーザーは栗東坂路で菱田騎手を背に併せ馬を行い4F53秒8-1F12秒5(一杯)をマーク。相手は稽古駆けするタイプで騎手(藤懸騎手)騎乗でもあったため、脚色劣勢ではあったが2馬身の追走差をしっかり詰め同入に持ち込んだ。ひと息入っているが3週続けてのハード追いで万全のデキに仕上がっている。

NHKマイルCでクビ差の2着だったタガノブルグは3カ月ぶりの一戦。帰厩しての初時計が8月3日で、追い本数はもう少し欲しい印象だが、放牧先でも乗り込まれており緩んだ雰囲気は感じられない。最終追い切りは栗東坂路で岩田騎手を背に併せ馬。3馬身先行していた3歳未勝利を軽快な脚取りで追うと、余力を残して抜き去り1馬身の先着となった。時計も4F52秒8-1F12秒9(強め)と上々で、態勢は整っている。

不良馬場に泣いた安田記念(12着)以来2カ月ぶりとなるエキストラエンドは栗東芝コースで“角居流”3頭併せの最終調整。中央に陣取って折り合い抜群のまま進むと、ラストは余力たっぷりのままスッと抜け出しそれぞれにクビほどの最先着を果たしている。追えば突き抜けそうな絶好の手応え。7月下旬から入念にスパーリングを消化しており、いきなりフルに力を出せそうな雰囲気にある。

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