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【今週の重賞】[毎日杯]新星・ドゥラドーレスが無傷の3連勝なるか

■3月26日、阪神競馬場で第69回・毎日杯(GIII、芝1800m)が行なわれる。かつては皐月賞への最終便として目されていたレース。だが間隔をあけたローテーションが好まれるようになった近年は、ダービーへのステップとしても機能するようになり、昨年は勝ち馬シャフリヤールがダービー戴冠を果たした。

今年ファンから熱視線を集めるのはドゥラドーレス(牡3、美浦・宮田)で間違いない。父は昨年急逝したドゥラメンテ。母のロカはデビュー戦を目の覚めるような末脚で圧勝し、続く阪神JFでは1番人気に支持(結果8着)。クイーンCでは3着に好走した。息子も東京芝1800mの新馬戦を上がり最速で優勝。2戦目のセントポーリア賞は前走2歳レコードを出したウィズグレイスが圧倒的1番人気に推されていたのだが、その同馬を3馬身突き放す快勝を収めて観衆を驚かせた。走破タイムの1分45秒7は3歳限定戦の東京芝1800mでは近5年で4番目に速い時計。上がりも最速で掛け値なしに強い走りだった。

今回は重賞挑戦、関西遠征とも初となるが、昨年も同じ宮田厩舎所属のグレートマジシャンがほぼ同じ臨戦過程で出走し2着に好走。関西の3歳重賞ながら過去10年で3回も関東馬が優勝しているし、同馬は前走プラス12キロでの出走でもあったので、ローテは問題がなさそう。スケール感のある走りから楽勝する可能性があり、その場合はダービーでも有力候補の一頭に躍り出る。唯一気がかりなのは母・ロカが結果的に早熟に終わっており、息子もその体質を受け継いでいないかということだ。

対抗馬は同じ関東馬のコマンドライン(牡3、美浦・国枝)になるか。「国枝師にダービーを獲らせる馬」として鳴り物入りでデビューしたディープインパクト産駒。期待通りに新馬、サウジアラビアRCと連勝したものの、1番人気に支持されたホープフルSは見せ場なく12着に惨敗。過去に示したパフォーマンスはお世辞にも高いとはいえず、強敵が揃ったGIで地力のなさを露呈した格好となった。全兄のアルジャンナも早熟傾向にあり、ここから巻き返すのは難しそうだが、いずれにせよここが最後の試金石となる。

5億円ホースとして名を馳せるリアド(牡3、栗東・友道)も注目の一頭。鳴尾記念優勝馬ストロングタイタンやNHKマイルC3着のギルデッドミラーなど活躍馬を輩出した母タイタンクイーンに、満を持してディープインパクトを配した超良血馬。しかし新馬戦は楽勝したものの、続く若駒Sは2着に完敗。そのうえ勝ったリューベックが次走の弥生賞で6着に敗退しトーンは大きく下がってしまった。短期間で素材の良さを腕利き・友道厩舎が引き出せるかどうか。

未知の魅力という点ではピースオブエイト(牡3、栗東・奥村豊)が面白い。7月の小倉で新馬勝ち。同じ上がりを記録した2、3着馬もすぐに勝ち上がったようにレースレベルは悪くなかった。その後、馬体調整に時間がかかり、3月阪神のアルメリア賞で復帰。共同通信杯で4着善戦した1番人気ジュンブロッサムを下して連勝を果たした。同じ阪神芝1800mで勝利したのは大きな収穫。しかも8カ月ぶりという長休明けだったので上積みも見込めそうだ。

ほかでは、東京スポーツ杯2歳Sで3着に好走し、同コースのつばき賞を勝って臨むテンダンス(牡3、栗東・中竹)、国内外GI制覇ディアドラの全弟で若駒S勝ち馬のリューベック(牡3、栗東・須貝)、東京で未勝利勝ちしたときの末脚が忘れられないアケルナルスター(牡3、美浦・清水英)あたりが上位に割って入るか。ここを強い競馬で勝ち切れば、ダービーでの好走も夢ではない。

(Text:Hattori)

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