おしらせ
【今週の重賞】[マーチS]混戦ムードのハンデ重賞 昨年2着のヒストリーメイカーが初タイトル狙う
■3月27日、中山競馬場で第29回・マーチS(GIII、ダ1800m)が行われる。
ヒストリーメイカー(牡8、栗東・新谷)は、昨年同レースで2着。再び初タイトル奪取を目指す。4歳時は金沢で経験を積み、【10.3.1.1】の成績。中央に戻った5歳以降も大崩れせずに走れている安定株だ。近3走のうち2戦は不良馬場で勝ち馬に離される結果となっているが、約5カ月ぶりとなった前走仁川Sでは4着に善戦。馬体の張りなどは良い頃に比べるとまだ物足りない印象だったものの、ここまで走れたのは力あってのこと。また初ブリンカーで積極的に行き過ぎた分が響いたか。叩き2走目の今回で前進可能だろう。
オメガレインボー(牡6、栗東・安田翔)は、昨年同レースで4着に敗れたものの、それ以降はエルムSで2着、武蔵野Sで3着など重賞で好走。前走根岸Sでは、中団後方の内を進み、3角から4角にかけて少し窮屈になりスムーズさを欠いたことで前との距離を詰め切れず5着に敗れたが、これは展開のアヤ。悲観する内容ではない。1年ぶりの1800m戦になるが、昨年よりも力をつけているのは明らかで、前年以上の走りはしてきそうだ。
ダノンスプレンダー(牡6、栗東・安田隆)は、これまで重賞に5回挑戦して4着4回と、あと一押しの競馬が続く。前走では昨年勝利したポルックスSで2連覇を飾り、これで中山1800mは【2.1.0.0】。昨年同様に馬群でじっと構えて運び、最後は接戦を制した。ソラを使うので接戦も理想の形で、僅差の勝利だとしても能力を疑う必要はないだろう。昨年の重賞経験を活かして今年は一皮?けそうな気配。得意舞台で好勝負を期待したい。
メイショウハリオ(牡5、栗東・岡田)は、昨年重賞初挑戦となったみやこSでいきなり優勝。前走チャンピオンズC7着で今年はここが始動戦となる。GIはさすがに敷居が高かった印象だったが、上がりはメンバー中4位。同馬はキャリア14戦中上がり3位以内が前走のチャンピオンズCを除く13回と、末脚の安定感は抜群。後方からのレースとなるので展開の助けは必要となるが、マクる競馬ができればおもしろそう。
アナザートゥルース(セ8、美浦・高木)は、昨年のチャンピオンズCで14番人気ながら3着と穴をあけ、暮れの東京大賞典で6着、年明け初戦の名古屋大賞典で5着と善戦が続いている。8歳となったが、安定した先行力は変わらず健在だ。1800m戦は【6.6.2.5】と経験豊富。中山は条件戦時代によく走っており【5.3.0.2】と、適性は十分にある。久しぶりの中山で好勝負に持ち込むためにも、スムーズに先行できる内めの枠がほしい。
前走は小倉大賞典で3着と衰えを見せないカデナ(牡8、栗東・中竹)は、2走前に初ダートの東海Sで5着と適性を見せた。ダート2戦目となる今回は、さらに上の着順となる可能性も。同じくダート2戦目になるデュアライズ(牡6、美浦・中舘)は、前走のアレキサンドライトSに勝利し重賞挑戦。ほかにも3連勝で重賞へ挑む4歳馬のホウオウルバン(牡4、美浦・池上)や、東海S3着のブルベアイリーデ(牡6、栗東・杉山晴)などがエントリー。春のクラシックに向けて盛り上がりを見せるが、混戦ムードで馬券妙味十分のダートハンデ重賞からも目が離せない。
(Text:Funaki)
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