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【今週の重賞】[阪神大賞典]ディープボンドが悲願のGIタイトルに向け春初戦へ

3月20日、阪神競馬場で第70回阪神大賞典(GII、芝3000m)が開催される。この競走の1着馬には天皇賞・春の優先出走権が与えられる。

ディフェンディングチャンピオンのディープボンド(牡5、栗東・大久保)に注目が集まりそう。重馬場で開催された昨年のこのレースで、2着ユーキャンスマイルに5馬身差をつける圧勝劇を演じると、その後は天皇賞・春2着、仏フォワ賞1着、有馬記念2着と長丁場で安定した成績を残した。この中間の調整もすこぶる順調なようで、1週前追い切りでは和田竜騎手を背にCWで一杯に追われ、6F78秒5-1F11秒6と豪快な動きを披露した。昨年あと一歩のところで届かなかったGIタイトル獲りに向け、ここは負けられないレースになりそうだ。

マカオンドール(牡4、栗東・今野)は京都新聞杯3着、京都2歳S3着など早い時期から重賞で好走を重ねてきた。その一方で勝ち切れない印象もあったのだが、2走前の江坂特別で約8カ月ぶりの白星を掴むと、勢いそのままに前走の万葉Sも勝利。ここに来てようやくひと皮剥けた感がある。父は阪神大賞典3連覇のゴールドシップ。父譲りの長距離適性を活かして3連勝での重賞タイトル制覇を目論む。

ユーキャンスマイル(牡7、栗東・友道)は一昨年の阪神大賞典を制し、昨年もディープボンドの2着。阪神芝3000mへの適性は現役馬の中でも屈指といえる。昨年の下半期は厳しい結果が続いたものの、得意のコースに舞台が替わるなら見切るにはまだ早計。芝3000m以上のレースで【2.2.1.3】という成績を残す現役屈指のマラソンランナーが3年連続の好走を目指す。

アイアンバローズ(牡5、栗東・上村)は前走のステイヤーズSで2着連対。OP昇級後は京都大賞典12着、アルゼンチン共和国杯6着といまひとつの成績が続いていただけに、クラスにメドが立った点では陣営としても収穫のあるレースだったはずだ。父は言わずと知れた三冠馬オルフェーヴル、半兄に米三冠競走の三冠目、ダート12FのベルモントSを制したパレスマリスという良血馬。血統表に散りばめられたスタミナの血を活かして上位進出を狙う。

トーセンカンビーナ(牡6、美浦・加藤征)は一昨年の阪神大賞典2着馬。不振に陥った時期もあったが、ここ最近はステイヤーズS4着、ダイヤモンドS3着と長距離重賞で堅実に駆けている。安定して上がりの脚を使えるのが長所の同馬。スローの上がり勝負になれば他馬をまとめて撫で切るシーンがあっても驚けない。

この他にもステイヤーズS3着のシルヴァーソニック(牡6、栗東・池江)や5戦連続連対中の上がり馬キングオブドラゴン(牡5、栗東・矢作)などが参戦予定。伝統ある仁川の長距離戦を制するのはいったいどの馬か。今年の古馬長距離戦線を占う要注目の一戦だ。

(Text:Hiraishi)

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