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【今週の重賞】[スプリングS]皐月賞切符を懸けてアサヒ、サトノヘリオスなどが激突

■3月20日、中山競馬場で第71回・スプリングS(GII、芝1800m)が行われる。

アサヒ(牡3、美浦・金成)は、前走共同通信杯で2番人気と有力視されていたが、痛恨の出遅れで最後方からの競馬に。直線を迎えて馬場が荒れたインを突くしかなく、追い上げたものの5着。スタートが全てだった。2戦目の未勝利戦でも出遅れて似たようなレース運びとなっており、今回もゲートがカギを握る。スタートを決め好位からの競馬だった2走前・東京スポーツ杯2歳Sではクラシック主役候補のイクイノックスに次ぐ2着と能力は申し分ない。皐月賞への切符を是が非でも獲得したい局面であり、ゲートをクリアできれば好走必至の存在だ。

サトノヘリオス(牡3、栗東・友道)は、未勝利戦、エリカ賞ともにレコードで連勝し、前走のホープフルSではその能力が評価されて3番人気に推されるも13着に大敗してしまった。敗因は中1週のローテと初長距離輸送にあるだろう。2歳の若駒にとっては心身ともに堪えたはずだ。今回はしっかりリフレッシュしてここを目標に調整。2週前の水曜は弥生賞2着だったドウデュースの外先行同入、1週前は単走でラスト11秒9と上々の瞬発力を披露して順調にメニューを消化している。巻き返しに期待したい。

ビーアスドニッシド(牡3、栗東・飯田雄)は、直近3戦の重賞で惜しい競馬が続いており、初重賞勝利に力が入る。2走前のシンザン記念を除けば、積極的な競馬で渋太く脚を使って好走してきた。脚を溜める競馬では折り合い面に不安が残る走りだっただけに、なにがなんでもハナを切りたい馬が不在の今回もマイペースに運んで好勝負に持ち込めそうだ。

ソリタリオ(牡3、栗東・西村)は、前走シンザン記念で2着。中団好位の一角で運び、直線では力強く脚を伸ばして先行したマテンロウオリオンを交わす勢いだったが、僅かに及ばなかった。スタートは速くないので中団からの競馬になるが、終いは鋭く、差し込んでくる可能性は十分にある。あとは右回り未経験に加えて、急坂コースに対応できるかがカギとなるだろう。

ドーブネ(牡3、栗東・武幸)は朝日杯FS7着から休養して、ここが復帰戦。1週前追い切りでは荒れて力を要す馬場状態だったが、武豊騎手を背にCW単走で6F79秒8、残り2Fを11秒7-11秒8とスムーズな加速を見せており、仕上げに抜かりはない。これまでマイル以下の距離しか経験しておらず1400mのききょうSを逃げ切って勝ったように、いかにもスピードタイプといった馬だが、この距離で好走するようなら今後の選択肢が豊富になりそう。

ほかにも、京成杯4着のアライバル(牡3、美浦・栗田)や2年連続好走が続く水仙賞組からはオウケンボルト(牡3、美浦・土田)、前走つばき賞では課題だったゲートをクリアして2着に好走したアルナシーム(牡3、栗東・橋口)など、各方面から皐月賞トライアルに集結。皐月賞の切符を懸けた熱い戦いが臨めそうだ。

(Text:Funaki)

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