独ダービー圧勝　凱旋門賞最有力候補だったシーザムーンが引退

今年7月のドイツダービー（GI、芝、2400m）を11馬身差で圧勝し、一時は10月の凱旋門賞の最有力候補の1頭と目されていたシーザムーン（牡3、独・M.クルグ）が、現役を引退することが明らかになった。レーシングポスト紙（イギリス）が電子版で報じたもの。

同馬は凱旋門賞などGIを6勝した名馬シーザスターズの初年度産駒。4戦4勝の無敗で独ダービーを制覇し、大手ブックメーカーが1番人気に同馬を据えるなど一躍、秋の凱旋門賞の最有力馬となった。しかし9月7日（現地時間）、ドイツのバーデンバーデン競馬場で開催されたバーデン大賞（GI、芝2400m）での2着敗北の後、故障が判明。凱旋門賞を回避し年内を休養に充てる予定であることが発表されていたが、早期に種牡馬入りさせる道を陣営は選択し、今回の決断に至ったと見られる。

▽【シーザムーン】
父Sea The Stars
母Sanwa
母父Monsun
※父Sea The Stars（シーザスターズ）は2009年英ダービー、同年凱旋門賞などGI6勝
通算成績5戦4勝

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