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【凱旋門賞特集】過去20年からの傾向で探る 勝利への条件とは…!?

過去92回開催されている、世界最高峰の競馬競走のひとつ凱旋門賞。ここでは過去20年の勝ち馬を振り返り、その傾向を探ってみる。過去20年、1994年から2013年までの勝ち馬は以下の通り(馬名、性令、調教国、騎手、前走)。

1994年 カーネギー(牡3、仏) T.ジャルネ ニエル賞
1995年 ラムタラ(牡3、英) L.デットーリ キングジョージ
1996年 エリシオ(牡3、仏) O.ペリエ ニエル賞
1997年 パントレセレブル(牡3、仏) O.ペリエ ニエル賞
1998年 サガミックス(牡3、仏) O.ペリエ ニエル賞

1999年 モンジュー(牡3、仏) M.キネーン ニエル賞
2000年 シンダー(牡3、愛) J.ムルタ ニエル賞
2001年 サキー(牡4、英) L.デットーリ インターナショナルS
2002年 マリエンバード(牡5、英) L.デットーリ バーデン大賞
2003年 ダラカニ(牡3、仏) C.スミヨン ニエル賞

2004年 バゴ(牡3、仏) T.ジレ ニエル賞
2005年 ハリケーンラン(牡3、仏) K.ファロン ニエル賞
2006年 レイルリンク(牡3、仏) S.パスキエ ニエル賞
2007年 ディラントーマス(牡4、愛) K.ファロン 愛チャンピオンS
2008年 ザルカヴァ(牝3、仏) C.スミヨン ヴェルメイユ賞

2009年 シーザスターズ(牡3、愛) M.キネーン 愛チャンピオンS
2010年 ワークフォース(牡3、英) R.ムーア キングジョージ
2011年 デインドリーム(牝3、独) A.シュタルケ バーデン大賞
2012年 ソレミア(牝4、仏) O.ペリエ ヴェルメイユ賞
2013年 トレヴ(牝3、仏) T.ジャルネ ヴェルメイユ賞



いかがだろうか? ラムタラ、モンジュー、バゴあたりは種牡馬として馴染みのある名だし、ディープインパクトが3位入線(後に失格)に終わった時の勝ち馬レイルリンク、メイショウサムソンが力及ばなかったレースの勝ち馬ザルカヴァ、ナカヤマフェスタに競り勝ったワークフォース、そしてオルフェーヴルの夢を打ち砕いたソレミア、トレヴといった馬名は記憶に刻み込まれていることだろう。勝ち馬の傾向を見ていくと、3歳馬が16勝(牡13勝、牝3勝)と圧倒的に強い。これは、3歳馬は古馬に対して背負う斤量が3.5キロ軽いことが最大の要因だ。タフなロンシャンの馬場ではやはり少しでも斤量が軽いほうが有利ということか。調教国を見ていくと過去20年でフランス調教馬が12勝と圧倒的。やはり地元厩舎で積み重ねられたノウハウ、そして環境の変化なしでレースに挑めることが大きいのだろう。ちなみに過去92回開催されている凱旋門賞でいわゆる欧州調教馬以外の優勝はゼロ。日本調教馬のみならずアメリカ大陸での調教馬も優勝を果たしていないのだ。

騎手はJRAでも好騎乗を連発してお馴染みのオリビエ・ペリエが過去20年で4勝、そして“5馬身違う”世界的名手としてJRAでの経験も豊富なランフランコ・デットーリが3勝、そしてマイケル・キネーン、クリストフ・スミヨン、キーレン・ファロン、ティエリ・ジャルネがそれぞれ2勝ずつ。いずれも欧州を本拠に世界をまたにかけて活躍を続ける経験豊富なジョッキーばかりだ。

また、臨戦過程では同じロンシャン2400mのGIIニエル賞、そしてこちらもロンシャン2400mで争われる牝馬のGIヴェルメイユ賞が大半を占めている。脚をとられるタフな洋芝、そして3?4コーナー中間に現れる“フォルスストレート”(偽りの直線)とかなりクセのあるコース形態だけに、実走経験がいかに大事かということだろう。前走がロンシャンでなくても、やはり夏の時期に使われることは重要なようで、英のGI・キングジョージIV&QES(7月下旬)、独のGIバーデン大賞(9月上旬)をステップにしている馬の優勝も目立つ。

データ的には仏調教馬でありロンシャン2400mの経験、年齢は3歳、そして欧州を本拠にする騎手の騎乗。これらが優勝する馬になるべく求められる条件と言えるだろう。アジア、アメリカなど別大陸の馬がこれまで超えられなかった厚く高い壁が立ちはだかっている所以だ。データ的にはフランスの3歳牡馬でニエル賞を勝ったエクトーが最有力か。もちろんキングジョージで古馬を一蹴してみせたイギリスの3歳牝馬タグルーダもロンシャンの経験はないながら、斤量面でもっとも有利なだけに有力だろう。

各馬ロンシャンの経験はなく、それぞれの鞍上はJRAでトップクラスとは言え海外経験には乏しい。またゴールドシップとハープスターは夏の札幌記念を使われているが、世界ランキングトップのジャスタウェイは安田記念からの直行だ。やや苦戦が考えられるチームジャパン。“三本の矢”で挑む今回、そんなデータは乗り越えてみせる走りに期待したい!

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