【富士S】ダノンシャーク　連覇は目の前

10月25日、東京競馬場では富士S（GIII、芝1600m）が行われる。

昨年このレースを制したダノンシャークは、今年も極悪馬場の安田記念で4着、前走関屋記念で58キロを背負いながら2着と、ことマイルに限れば本当に安定した走りを続けている。昨年からは1キロ増の57キロを背負うが、相手関係は前走うより楽になった印象があり、追走先着を連発するなど中間の状況もすこぶる良い。連覇は目前。

斤量有利な3歳勢がディフェンディング王者に挑む様相だが、そのなかではNHKマイルCで僅差の3着に入ったキングオブサザンがトップコンテンダーか。休養明けの京成杯AHでは前々の競馬からクラレントに0秒2差の4着と好発進を決めており、叩かれた上積みも大きそうなだけに勝ち負けへ加わる資格十分だ。

2歳王者を破ってスプリングSを制したロサギガンティアは、続く皐月賞が10着と案外だったがその後NHKマイルCで4着と持ち直したあたり、やはりマイル前後が適距離のようだ。休み明けの毎日王冠は7着だったが、出遅れが響いたもの。強豪古馬相手にメンバー最速の上がり脚を使えており、スムーズならば首位争いも可能だろう。

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