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【今週の重賞】[ダービー卿CT]規格外の娘・リフレイムが重賞初V狙う

■4月2日、中山競馬場で第54回・ダービー卿CT(GIII、芝1600m)が行われる。

リフレイム(牝4、美浦・黒岩)は、パドックで寝ようとしたり、レースでは大きく外に膨れて外ラチへ突っ込む勢いで勝つなど規格外の性格で2歳時に一躍注目を浴びた。しかしその気性が災いして3歳春の重賞戦線では力を出せずに終わってしまった。それからは陣営によって根気強く育てられ、徐々にその問題は解消してきている。3歳秋にはその成果が表れ始め、2勝クラスで2着→1着。昇級初戦の前走でも2馬身半差の快勝。2着時の勝ち馬は、のちに東京新聞杯に勝ったイルーシヴパンサーと、相手関係を鑑みればリフレイムも重賞で通用する力を秘めている。近3走はいずれも逃げるか2番手追走で好走しており、今回も先手必勝のレース運びをしてくるだろう。ノルカソルカも同型だが、他にハナを主張しそうな馬は少なく、つけたいポジションで進められそう。勢いそのままに3連勝なるか。

ザダル(牡6、美浦・大竹)は、前走京都金杯で1頭だけ異次元の末脚を繰り出し優勝。出遅れたもののじっくり後方待機で脚を温存し、直線は狭い内を突いて鮮やかに差し切った。もとから切れるタイプで決め手があるものの、2000m以上になると3F上がり順位はフタ桁が多発。自慢の末脚も不発に終わるシーンが多かった。加えて1600-1800mの成績は【4.0.1.2】で、古馬になってからはその傾向が強く出ている印象だ。やはり2000mよりも短いところでハマる馬だろう。重賞2勝を挙げている実績面を踏まえるとメンバー上位。ここでも軽視はできない。

グラティアス(牡4、美浦・宮田)は、前走が初のマイル戦で5着。スタートでヨレて出遅れたが、勝ち馬にはコンマ3秒差と差のない競馬をしている。掲示板に載ったのは初角4番手以内で先行策を取った馬が占めている中で、同馬は初角11番手、4角では外を回って脚を伸ばした。スタートの後手が響いたことと苦しい展開になったことが敗因。今回はマイル2戦目でペースの慣れが見込める上に、スムーズにスタートを切れれば中団から運べそうで、前走以上の走りが期待できるだろう。

ボンセルヴィーソ(牡8、栗東・池添学)は、同舞台【1.2.4.2】の中山マイル巧者。同レースも一昨年2着、昨年3着に好走しており3年連続好走がかかっている。今年初戦のニューイヤーCで3着、明け2戦目の東風Sで1着と、8歳になっても巧者ぶりは変わらず、能力に衰えは見られない。過去10年で同レースの8歳馬の成績が【1.0.0.14】と苦戦傾向だが、先行馬がゼロで、ほとんどが中団後方勢。若い馬に比べて確実に末脚は衰えていく中、中団以降の競馬になれば出番は少なくなるのが一般的だ。それを思うと先行力のある同馬であれば、8歳だとしても得意舞台なら再度好走のシーンがあっても不思議ではない。

カテドラル(牡6、栗東・池添学)は、昨年同レースで2着。その後の安田記念は13着に惨敗したが、中京記念2着、京成杯AH1着とGIII戦線では安定した走りを見せている。マイルCSでは9着に終わり、やはりGIとなると敷居が高い印象だ。年明け初戦の東京新聞杯は二の脚がつかず最後方からの競馬。しかも3-4コーナーでは掛かり気味になり、本来の切れる脚を発揮できず8着に終わってしまった。58キロという斤量も響いた印象。今回も斤量がカギとなりそうだ。

ほか、前走の東風Sでは脚部不安による長期休養明け、今回叩き2走目で上積みが見込めるワーケア(牡5、美浦・手塚)、京都金杯3着のカイザーミノル(牡6、栗東・北出)、前走の小倉大賞典で6着も今回は得意距離での重賞挑戦となるノルカソルカ(牡5、栗東・藤岡)などが参戦予定。強いとされる4歳世代は好勝負が演じられるか注目のレースとなる。

(Text:Funaki)

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