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【菊花賞】世代王者の意地ここでも ワンアンドオンリー

10月26日、京都競馬場では牡馬クラシックの最終戦・第75回菊花賞(GI、芝3000m)が行われる。

今年の日本ダービー馬ワンアンドオンリーは、復帰戦の神戸新聞杯でサウンズオブアースの思わぬ抵抗にてこずったが、最後は一旦抜かれた相手を差し返しての勝利を収めた。世代王者の意地が炸裂した格好。後方から早めに押し上げ長くいい脚を繰り出せた内容から、無事に夏を越し更に成長を果たしたと言っていいだろう。皐月賞を勝ち、ダービーでも接戦を演じた相手イスラボニータが不在ならば2冠達成は濃厚だ。中間も特にトラブルなく順調そのもの。1週前追い切りでは準オープン馬にアオられたが、坂路でズブくなってきているだけにまったく問題視する必要はないだろう。追われてしっかり踏ん張り同入に持ち込んだ点は評価でき、順当に上積んでいると見ていい。

勝利した弥生賞、そして皐月賞での2着時にそれぞれワンアンドオンリーに先着しているのがトゥザワールドだ。秋初戦のセントライト記念では持ち味である先行策から、イスラボニータの2着。3回対戦して3回先着を許しているイスラボニータは今回不在で、3戦3勝と得意とする京都コースならば勝ち負けは十分に意識できる。牝馬3冠は異なる馬がそれぞれ1冠ずつを分け合ったが、牡馬3冠もそれに倣うか。中間の攻めは入念に行われており、川田騎手が跨った栗東ウッドでの1週前追い切りでは4馬身先に行った準オープン馬を余力十分のままゴール前で抜き去って、先着を果たしている。常に稽古では動くタイプであるのを差し引いても、絶好の状態にあると言っていい。

前走の神戸新聞杯では、断然人気のワンアンドオンリーを直線で一度は交わすシーンがあったサウンズオブアース。結局差し返されての2着だったが、ダービー馬に冷や汗をかかせる健闘の走りで素質馬にいよいよ芯が入ってきたことをアピールしてみせた。ひ弱なところがあり、攻め切れなかった春の京都新聞杯で2着があるように、京都コースとの相性は抜群。阪神でのアタマ差を逆転する可能性は十分にあり、だろう。1週前は栗東坂路を終い重点に追われ、脚色優勢での追走先着。前走時にある程度仕上がっていたが、引き続き高いレベルでいい状態を維持できている。

神戸新聞杯で上がり最速をマークしたのは勝ち馬でも2着馬でもなく、3着のトーホウジャッカルだった。勝ち上がったのはダービーはおろかラジオNIKKEI賞も1週間前に終了していた今年の7月12日という遅咲き組だが、夏の間にしっかり力を増し、初めて挑んだ重賞でダービー馬にアタマ+アタマ差の3着と迫った。休みなく走っているあたりがどうかだが、1週前に栗東坂路で4F51秒7(一杯)の快時計を出せており、勢いは持続できているようだ。小倉での走りから、直線が平坦に変わるのは歓迎だろうし、あとは姉がトーホウアマポーラ(CBC賞勝ちなど)だという血統面の壁を乗り越えられれば。

ヴォルシェーブは2月の500万下特別で、後にラジオNIKKEI賞を2着するなどの実力馬クラリティシチーを撃破。春はじっくり成長に充て、6月の1000万下特別を順当に快勝。またひと息入れて臨んだのが前走神戸新聞杯だったが、ここでは勝ち馬に0秒6差の5着に終わっている。ただ、切れないタイプの馬が後方に構えすぎたきらいはあり、それで掲示板の確保はできているのだから、やはり力量は世代上位のものがあるはず。中間は同じく菊花賞出走予定のワールドインパクトとスパーリングをこなし、脚色優勢で同入。上積みを見込んで良さそう。ヴォルシェーブも半兄リルダヴァルなだけに血統面ではやや不安に感じたくなるが、父はネオユニヴァースに替わっているぶん(リルダヴァルの父はアグネスタキオン)、ある程度の融通はききそう。青葉賞2着のワールドインパクトは前走セントライト記念10着が案外だったが、これも前が止まらない新潟内回りのレースで最後方からでは、というレース。気配は型どおりに上昇しており、あとはフランスの新鋭ブドー騎手がどう乗り捌くかに注目だ。

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