【福島記念】ムーンリットレイク、メイショウナルトら有力馬最終追い

11月16日に福島競馬場で開催される福島記念（GIII、芝2000m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

福島コースで好走しているムーンリットレイクは美浦ウッドで単走。終いに気合いを入れられるとスムーズにギアを上げ、まずまずの伸びを示した。まだ良化の余地は感じられるものの重苦しさは解消し、素軽さが感じられる内容。ひとまずやれる態勢は整ったようだ。

新潟記念10着から巻き返しを期すメイショウナルトは栗東ウッドで長めから追われる最終リハ。コーナーでは大きく外めを周り、直線で仕掛けられラスト1ハロン12秒8（強め）をマークする上々の内容を消化した。ここでひと息入れたぐらいで、まとまった休みはなく今期は走り続けているが中間もしっかり動けておりデキは高いレベルで安定。

過去2年このレースを連覇しているダイワファルコンは美浦ウッドで序盤からグイグイ追われると、ラストも1ハロン12秒5でまとめる意欲的な内容を消化した。馬場が締まって数字が出やすいコンディションだったとは言え、6ハロン全体の時計は自己ベストに並ぶ79秒1。3カ月ぶりの前走を使われ、陣営の思惑以上に上昇を果たしているようだ。

7月のラジオNIKKEI賞を勝ったウインマーレライは、松岡騎手を背に美浦ウッドで併せ馬。先週猛時計を出し実質の最終追いは完了しているため、ごく軽めの内容ではあったが抜群の折り合いからラストで軽く促されると脚色圧倒で僚馬を突き放す抜群の仕上がりぶりを披露できている。前走からの上積みはかなり大きそう。

アイルランドTで5着に終わったアロマカフェは、美浦ポリトラックコースで準オープン馬サンマルデュークを1秒先に行かせて追走。インに潜り込むと脚色で圧倒したままゴール前で測ったように抜き去り半馬身の先着を果たしている。休みなく走っているがデキは更に上昇、目下絶好の状態か。

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