【デイリー杯2歳S】ナヴィオン、ケツァルテナンゴら有力馬最終追い

11月15日に京都競馬場で開催されるデイリー杯2歳S（GII、芝1600m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

ききょうSの勝ち馬ナヴィオンは福永騎手を背に栗東坂路で終いだけ併せ馬。序盤は1馬身ほど先に行く僚馬を見つつ折り合い重視で進むと、ラストに仕掛けられるとあっさり抜き去り3馬身先着のフィニッシュを果たしている。時計は4F54秒3-1F12秒4（強め）。反応面は明らかに前走時より良化しており、大きく上積んでレースに臨めそうだ。

3カ月半ぶりになる中京2歳Sの勝ち馬ケツァルテナンゴは栗東坂路を単走。ラストにビッシリと追われ4F53秒4-1F12秒6（一杯）をマークしている。外にササり気味になるあたりまだ若さはのぞかせているが、乗り込み量は十分すぎるほど。力を出せるデキにはある。

もみじSを勝ったアルマワイオリは、栗東坂路で最終リハを行った。勝浦騎手の手綱で2馬身先に行った古馬1000万下を目標に進み、余力たっぷりのまま同入に持ち込んでいる。時計は4F55秒3-1F13秒0（馬なり）と平凡だが、追えばいくらでも弾けそうな雰囲気にはあり、前走快勝の反動はなく好調をしっかりキープできているようだ。

新馬戦勝ちから中4週でここに挑んでくるグレイスフルワードはM.バルザローナ騎手が跨り、栗東ポリトラックコースで単走で追い切られた。先週ハードな併せ馬を消化しており、今回は終いの反応を確認する程度だったが鞍上の意のままラストで軽快な伸びを披露した。中間しっかり追えたことも含めて、初戦からの上積みは見込んで良さそう。

立て直されて臨んだ前走未勝利戦で快勝を収めた良血馬アッシュゴールドは、池添騎手を背に栗東坂路で3歳1勝馬と最終スパーリングを敢行。序盤に行きたがったところを鞍上がなんとかなだめて追走に徹し、ラスト1ハロン過ぎで出たゴーサインへはジワッとした反応から2馬身差を逆転して半馬身抜け出してのフィニッシュとなった。時計は4F53秒7-1F12秒4（一杯）で、ラストに手応えの余裕がなくなったあたりはまだ仕上がり途上を感じさせるが、前走時から一定の上昇は認められる。

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