【地方競馬トピックス】浦和記念　エーシンモアオバー、“忘れ物”の1着なるか

■11月19日、浦和競馬場で交流重賞・浦和記念（JpnII、ダ2000m）が開催される。地方、中央から11頭が参戦。

前々走のエルムSで11着に終わっていたこともあり、前走白山大賞典では4番人気にとどまっていたエーシンモアオバー（牡8、栗東・沖）だが持ち味の軽快な逃げから後続の追撃も振り切り、2013年に続く同レース2連覇をレコード更新のオマケつきで達成。8歳にして衰えのないところをアピールしてみせた。浦和記念はこれで4年連続5回目の出走。小回り浦和は脚質的にぴったりの舞台で、過去は5着、4着、2着、3着と崩れていない。栗東Bコースでラスト1ハロン11秒台を連発するなど、中間も活気十分で好調はきっちり維持できている。忘れ物と言うべき“1着”を持って帰りたいところだ。エーシンモアオバーが優勝した白山大賞典で、2着に健闘したのが南関の古馬エース格と言えるサミットストーン（牡6、船橋・矢野義）。前走しかり、7月のマーキュリーC、3月のダイオライト記念などしかりで交流重賞において再三JRA勢に先着を果たしている。浦和経験がないあたりがどうかだが、中間の動きは絶好で好調さは疑いようがなく勝ち負け可能。シビルウォー（牡9、美浦・戸田）は前走マーキュリーCで59キロを背負いながら3着に入線。54キロで4着だったサミットストーンに半馬身の先着を果たしている。このレースでは昨年2着、2011年に2着とコース相性は申し分なく鉄砲も問題ないタイプで、首位争いの資格十分だ。昨年このレースを制したランフォルセ（牡8、美浦・萩原）は、前走白山大賞典が1秒2差の5着に終わり、これで3戦続けて勝ち馬に1秒以上の差での敗北となった。1月の交流GI川崎記念で4着、続く2月の佐賀記念では優勝できているように8歳を迎えて極端に力が落ちたとは考えにくく、レースに出ての気迫面が問題か。直前の調教では格下馬にアオられるなど、まだいい頃のの迫力に乏しい感はあり、得意コースでどこまで変わり身を見せられるかだろう。

■船橋競馬に所属していた元騎手・本多正賢さんが11月7日に死去していたことが11月10日、千葉県競馬組合（船橋競馬）より発表された。享年30歳。
同元騎手は2001年10月にデビュー。船橋競馬など南関東地区で活躍を続けてきたが、2011年1月落馬事故に遭い以降療養生活に入っていた。通算成績は2010年サンタアニタT、同年埼玉栄冠賞の2重賞を含む96勝（1974戦）。

■千葉県競馬組合の場外発売所「エフケイバ成田」において、12月13日よりJRAの勝馬投票券の発売および払戻が実施されることが同組合より発表された。地方競馬共同トータリゼータシステムを経由する「J-PLACE成田」としての発売で、原則すべてのJRAの開催日に、すべてのJRAのレースが購入できる。
※ただしJ-PLACEで購入した勝馬投票券は、JRAの施設（各競馬場、WINSなどの場外馬券場）で発売された勝馬投票券との互換性はなく、J-PLACEでのみ払戻および返還が可能。逆も同様で、JRAの施設において購入した勝馬投票券は、J-PLACEでの払戻および返還が受けられない。

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