【今日の出来事】川島騎手、M.バルザローナ騎手が騎乗停止に

《東京競馬》
■11月16日、東京競馬第6R・3歳上500万下に出走したクレバーカイザー（牡5、美浦・小西）は疾病を発症したため、最後の直線コースで競走を中止した。同馬は左第１指関節脱臼（予後不良）と診断され、騎乗していた石川騎手に異常はなかった。

■同日、東京競馬第11R・オーロCで3着に入線したサトノルパン（牡3、栗東・村山）は決勝線手前で内側に斜行したため、他馬2頭（ショウナンワダチ、メイショウヤタロウ）の進路が狭くなる事象が発生した。これにより、川島信二騎手（32、栗東・フリー）に対し開催4日間（11月22、23、24、29日）の騎乗停止処分が制裁として課せられている。


《福島競馬》
■11月16日、福島競馬第2R・3歳上500万下に出走したマミーテイラー（牝3、栗東・須貝）は疾病を発症したため、１角通過後に転倒し競走を中止した。同馬は急性心不全（死亡）と診断され、騎乗していた中谷騎手に異常はなかった。

■同日、福島競馬第6R・2歳未勝利で1着に入線したロードグリッター（牡2、栗東・藤岡）は最後の直線コースで内側に斜行したため、マイネルヘルックの進路が狭くなる事象が発生した。これにより、M.バルザローナ騎手（23、仏）に対し開催2日間（11月22、23日）の騎乗停止処分が制裁として課せられている。

■同日、第50回福島記念（GIII）のパドックで“もっとも美しく手入れされた馬を担当する厩務員”の努力を称え表彰する「ベストターンドアウト賞」（Best　Turned　Out　Award）の審査が行われた。受賞者と関係者・審査員のコメントはそれぞれ以下の通り。

【受賞者】アロマカフェ　浜口道夫厩務員（小島太厩舎）
【審査委員】 郷原洋行氏（元JRA調教師・騎手）、糠澤修一氏（福島テレビ代表取締役社長）、番匠あつみ先生（福島県立保原高等学校美術科教諭）
【審査基準】『馬がよく躾けられ、美しく手入れされ、かつ人馬の一体感を感じさせる引き馬（リード）が行われているか』

【受賞者　浜口道夫氏のコメント】
「普段通りにしているだけです。本当にいい馬を担当させていただいているなと実感しています。選んでいただき、ありがとうございました」

【審査委員　郷原洋行氏のコメント】
「出走馬は皆、きれいに手入れされており、甲乙付けがたい見事なパレードでした」

【審査委員　糠澤修一氏のコメント】
「被災地復興のシンボルでもある福島競馬場。本年の最終日を飾る舞台にフルゲート１６頭の雄姿を目の当たりにして、ファンの一人として大変嬉しく思います」

【審査委員　番匠あつみ先生のコメント】
「勝負に臨む馬たちの眼がとても印象的でした。アロマカフェと浜口厩務員の凛とした姿はとても清々しく見えました」

■第3、4回福島競馬で10勝を挙げた丸山元気騎手（24、美浦・根本）が開催リーディングジョッキーに輝いた。同騎手は「いい馬に乗せてもらっているので、毎週コンスタントに勝つことができました。小回りで乗りやすい競馬場ですので、いい結果を出せているのだと思います。ファンの声援に恥じない騎乗を心掛けて今年も残り少ないですが、来年につながるように頑張りたいです」と、JRAを通じてコメントしている。

<第3、4回福島競馬リーディングジョッキー順位>
1位 丸山 元気騎手 (10勝、2着 5回、3着 5回)
2位 小崎 綾也騎手 ( 9勝、2着 15回、3着 9回)
3位 丹内 祐次騎手 ( 7勝、2着 1回、3着 3回)


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